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AKG Y600NC WIRELESS Yシリーズ初のノイキャンBluetoothヘッドホン

Bluetoothヘッドホン

AKGブランドのBluetoothヘッドホン「Y600NC WIRELESS」

Galaxyは、AKGブランドのBluetoothヘッドホン「Y600NC WIRELESS」を3月13日より発売します。価格は25,800円(税抜)。

「Yシリーズ」初のワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン

AKGらしいサウンドはそのままに、“これまでのイメージを刷新する”シンプル&スタイリッシュなデザインを採用しているのが特徴である「Yシリーズ」初のワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン。カラーはブラック、ベージュ、ガンメタルの3色。

周囲の雑音を低減させるハイブリッド方式ノイズキャンセリング機能を搭載。騒音集音用マイクをハウジング本体外側に配置するフィードフォワード方式と、鼓膜に近いドライバユニット側に配置するフィードバック方式の両方式を採用することで、より効果的な騒音低減能力を発揮できるのがハイブリッド方式ノイズキャンセリング。

AKGではこれまでノイズキャンセリングイヤホン「N20NC」などで採用していて、実績のある方法です。

さらに、ヘッドホンを取り外さずに周囲の音を聞くことができるアンビエントアウェア機能トークスルー機能も搭載。音楽再生中に頭から外すと自動で一時停止し、再び装着すると自動で再生を開始する機能も搭載。

また、スマホ対応の専用アプリ「AKG Headphones アプリ」を用意しており、アンビエントアウェア機能/トークスルー機能の設定やイコライザー設定などが変更できます。音質もある程度好みに調整できるようです。

ノイズキャンセリング以外の内容・特徴

再生時間はBT/NCオン時で最大約25時間、BTオフ/NCオン時で最大約35時間。10分の充電で約4時間使用できる急速充電に対応。

Bluetoothは5.0、コーデックはSBC/AACに対応。端末連携機能で同時に最大2台の電子機器と接続可能で、片方で音楽再生中に、もう1台のスマホで電話着信を受けることができるとしています。2台の電話を同時待ち受けできる「マルチポイント」とは異なりますのでご注意ください。接続はBluetoothによるワイヤレスに加え、付属ケーブルによるステレオミニでの有線接続にも対応します。

40mm径のダイナミックドライバーを搭載したオーバーイヤー密閉型ハウジングタイプ。人間工学に基づいて開発されたヘッドセットとイヤーパッドによって、ストレスなく長時間使用できる装着感を実現しているとしています。

再生周波数帯域は10Hz – 24kHz、インピーダンスは32Ω。本体質量は約322g。

カラフルで若者向きのデザインが特徴に思えたYシリーズですが、本機は、いたって普通というか、シンプルなデザインという印象です。あまりAKGのモデルという雰囲気も感じないくらいです。Yシリーズは小型・軽量というイメージもありますが、これも本機は室内向けの大型オーバーイヤーヘッドホンのように見え、従来のYシリーズらしかならぬ感じです。

大型ハウジングであれば、音質的には余裕があるでしょうから、悪いことではありませんが、屋外使用をメインに考えると少し重くて大きいかもしれません。

競合他社に比べてのポイントと人気の予想

ヘッドホンとしては、ノイズキャンセリングの効果が競合他社に比べてどうかがポイントでしょう。ただ、この分野で先行するソニーとボーズの2社に匹敵するのはかなり難しいのではないでしょうか。特にソニーは、状況に応じた騒音低減や、細かなカスタマイズ性に優れており、強敵です。

ソニーやボーズを追う、ゼンハイザーやパナソニックあたりの騒音低減能力は発揮したいところです。

それでも、音質が良ければ競合機に対抗できます。AKGは有線ヘッドホンのメーカーとしては十分に実績があるので、たとえソニーでも対抗できるでしょう。

ただ、本機はBluetoothメインのヘッドホンです。昨今のハイクラスBluetoothヘッドホンでは、aptX HDやLDACといった高音質コーデックに対応するのが当たり前。今どきSBCとAAC対応のみの本機はその点でも苦しいのではないでしょうか。

高音質でなくとも、低遅延のaptX LLに対抗していれば、独自のポジションを得られたかもしれませんが。

AKGはサムスン傘下で、本機もGalaxyから出るのですから、Galaxyスマホのみで送信対応している低遅延コーデックに対応させることもできたのではないかと思います。その点は残念です。

有線ヘッドホンとしても、スペック上はソニーやパナソニックのようにハイレゾ対応もしておらず、あまりアピールポイントはないように見えます。

往年のAKGのヘッドホンを知っているユーザーにとっては、際立った特徴やメリット、個性が感じにくいモデルに映り、残念かもしれません。

AKGを知らないライトユーザーに対しても、特に大きくアピールできる点は薄いような気がします。

この内容で、今後、大幅に実売価格が安くなるといったことでもない限り、市場では苦戦しそうな印象です(ノイズキャンセリングBluetoothヘッドホン+AKG)。

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