LG SN7CY / SK1D サウンドバー2モデル 特徴と比較しての違いは?

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LGのサウンドバー2モデル「SN7CY」と「SK1D」

韓国のLG(日本ではLGエレクトロニクス・ジャパン)からサウンドバー2機種が8月6日に国内発売されます。「SN7CY」(税抜き実売想定価格¥41,000前後)と「SK1D」(同じく¥18,200前後)。

それぞれの特徴をご紹介し、両機を比較しての違いも解説します。

「SN7CY」は、英国のオーディオメーカー・メリディアンがサウンドチューニングを担当し、ドルビーアトモスとDTS:Xに対応するなど、高性能、多機能、そして高音質を志向した上位モデルです。

「SN7CY」は英国・メリディアンがサウンドチューニングを担当

「SN7CY」は英国・メリディアンがサウンドチューニングを担当。メリディアンはオーディオ愛好家なら知らぬ者のいないほどのメーカー。その存在は、DVDオーディオで採用された「メリディアン・ロスレスパッキング」や、近年ではかのMQAフォーマットを開発するなど、デジタルオーディオの高度な圧縮・展開技術に大変定評のあるメーカーです。

一方で、長年にわたり、アンプやCDプレーヤーなどでも多数のコンポを販売してきており、ピュアオーディオメーカーとしても確固たる地位を築いています。

今回、このサウンドバーのためにわざわざLGがメリディアンにサウンドチューニングを頼んだというのは驚きです。もしかして日本では知られていないだけですでに協業体制にあるのでしょうか?ともあれ、メリディアンのサウンドチューニング自体は大いに期待できるでしょう。

そのサウンドについては「リアルでまとまりのあるサウンド」を目指したとしています。価格的にも筐体の大きさについても多くの制約のあるサウンドバーでどれだけの音質を実現しているのか、ソニーのような高音質志向のサウンドバーと渡り合える実力なのかも注目です。

「SN7CY」はドルビーアトモスとDTS:Xに対応

サウンドバーとしては「SN7CY」はドルビーアトモスとDTS:X規格に対応。いわゆる3次元的な再現力を持つ「オブジェクトオーディオ」であり、本来は高さ方向の表現専用の「ハイトスピーカー」も別途配置するリアルサラウンドシステムで再生されるべき信号ですが、最近では高級サウンドバーでは対応機が続々出ています。というよりも今や、高音質な上級サウンドバーを自負するなら必須といっていいほどの規格になっています。

各社、リアスピーカーも使用できないサウンドバーという制約のなかで、いかに「オブジェクトオーディオ」を再現できるかが腕の見せ所です。LGでは「ハイトスピーカー」を別途配置することでドルビーアトモスとDTS:Xに対応させています。

ユニットは高さ方向の表現用のハイトスピーカー2基のほか、2基のフロントスピーカー、1基のセンタースピーカーを搭載。しっかりセンタースピーカーも搭載しているので、映像コンテンツでの声の再現力も高そうです。1基あたりのアンプ出力はハイトスピーカーが35W、フロントが30W、センターが30W。消費電力は38Wと低いので、アンプはD級を採用しているのでしょう。

筐体容積の制約から、別筐体のサブウーファーを付けないとなかなか低音の再生能力を高めるのが難しいサウンドバーですが、本機では本体のみで充実した低音の実現を目指しています。

パッシブラジエーターを採用した「デュアルアクションバス」により、50 – 70Hzの低周波数帯域を拡張。サイズを超えた低音をうまく鳴らせるようです。

「SN7CY」の対応規格は豊富、音質の最適化や高音質化も可能

そのほか、サラウンド規格としてはドルビーデジタルのような従来のロッシーサラウンド規格に加え、ドルビーTrueHDやDTS-HDマスターオーディオといった、いわゆるロスレスかつハイレゾ対応の「HDオーディオ」サラウンドの入力にも対応しています。これも上級サウンドバーらしい装備です。

入出力端子はHDMI入力、HDMI出力、光デジタル(S/PDIF)、USBをそれぞれ1系統ずつと豊富に搭載。またBluetooth 4.0でのワイヤレス入力にも対応します。

デジタル音声での入力はハイレゾに対応。FLACで再生192kHz/24bitまで再生できます。ソニーの上位機のようにDSDへの再生対応はしていません。音楽再生では96kHz/24bitへのアップサンプリング再生も可能。オーディオプレーヤーとしてもなかなか頑張っています。

AIが今見ている映像のジャンルを分析し、それぞれのコンテンツに合わせてサウンドを最適化してくれる機能も便利です。

HDMIはARCと4Kパススルーに対応しています。

外形寸法は890×119×65mm(幅×奥行き×高さ)。LGが得意とする大型の有機ELテレビとの組み合わせが想定されているのでしょう。

「SK1D」は手軽に使えることを志向したサウンドバー

「SK1D」は手軽に使えることを志向したサウンドバー。ユニット配置は左右それぞれに3つずつの計6個ですが、「SN7CY」のようなハイトスピーカーやセンタースピーカーはなくシンプル。アンプ出力は50W+50Wとなかなか強力です。消費電力は標準時27W。低音を増強するためのパッシブラジエーターは搭載していません。

外形寸法は950×47×71mm(幅×奥行き×高さ)。「SN7CY」と横幅と高さは同じくらいか長いくらいですが、奥行きが半分以下と薄いので、あまり場所を取らずに置けるのはメリットです。

対応サラウンドフォーマットはドルビーデジタルやDTSといった、従来型のロッシー音声までここは「SN7CY」と差がついています。

入力は3.5mmステレオミニジャック、光デジタル(S/PDIF)、USBをそれぞれ1系統ずつとBluetooth。この価格では微妙なところでしたが、HDMI入力がありません。一方、「SN7CY」には装備されていないステレオミニによるアナログ有線入力は搭載。手軽なスピーカー用途としては役に立つ装備です。

ハイレゾ再生には意外なことに対応。96kHz/24bitまでのFLACなどを再生できます。

「SK1D」に特徴的な便利機能

スリープモードの状態でもBluetoothからオーディオ信号が送信されると、電源がついて再生を始める機能も搭載。

サウンド面では視聴中のコンテンツを分析して最適化するという「アダプティブサウンドコントロール」を搭載。「SN7CY」にも同様の機能が搭載されていますが、「SN7CY」のようにAIを使用しているとは謳っていません。

あらゆる音量で正確な周波数を維持するという機能「オート・サウンド・エンジン」も搭載。いわゆるラウドネスの一種でしょう。「SN7CY」では別個に謳っていない機能ですが、「SN7CY」でも同様の処理は行われているのかもしれません。

それぞれにかなり特徴が異なります。ハイクラスのサウンドバーが欲しければ「SN7CY」手頃なサウンドバーが欲しければ「SK1D」というようにわかりやすく選べるようにラインナップされています(サウンドバー+LG)。

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