東芝 REGZA Z570LシリーズとM550Lシリーズを比較しての違いは?

4Kテレビ

東芝 REGZA Z570L / M550L シリーズ 4K液晶テレビの2022年エントリークラス

TVS REGZAは、4K液晶レグザのエントリーモデルとして、4K120p対応の「Z570L」シリーズおよび4K60p対応の「M550L」シリーズを2022年7月1日より順次発売します。Z570Lが65/55/50/43型、M550Lが75/65型をラインナップ。

シリーズのラインナップと発売当初の税込み実売価格は以下のとおりです。

4K液晶レグザ「Z570L」  7月1日発売
・65型「65Z570L」 約26.5万円
・55型「55Z570L」 約19万円
・50型「50Z570L」 約15.5万円
・43型「43Z570L」 約13.5万円

4K液晶レグザ「M550L」  8月発売
・75型「75M550L」 約25万円
・65型「65M550L」 約19万円

Z570Lは、’21年モデル「Z570K」、またM550Lは「M550K」の後継機。

「Z570L」シリーズと「M550L」シリーズはともに、REGZA 2022年モデル4K液晶テレビのエントリークラスを形成します。両シリーズは基本内容に共通点が多いものの別シリーズになっているくらいですから、違いもあります。

「Z570L」「M550L」両シリーズで異なる内容

「Z570L」と「M550L」の両シリーズについて、比較しての違いを交えながらご紹介します。

「Z570L」と「M550L」を比較しての違い①上位「Z570L」のみ倍速対応

どちらも4K/3,840×2,160ドットの液晶パネル(VA)を採用し、直下型LEDバックライトの部分駆動なしの構成。

そして、「Z570L」と「M550L」を比較しての違いとしてはまず、上位「Z570L」のみ、120Hzの倍速駆動に対応します。これにより、「Z570L」シリーズでは動きの速い動画でも残像感を大幅に低減した見やすい画像と、描写コマ数の増加による滑らかな動きで鑑賞できます。

「M550L」は等速駆動パネルとなります。

「Z570L」と「M550L」を比較しての違い②HDMI関係

いずれもHDMI入力は4系統で、うち入力1/2がHDMI2.1をサポート。

自動的に低遅延モードに遷移するALLM、高音質音声データのHDMI伝送に対応するeARC(入力2のみ)に両シリーズは対応します。

加えて、倍速対応の「Z570L」シリーズのみ、PS5などのハイスペックゲーム機の4Kのハイフレームレート映像が楽しめる4K120p入力、映像のちらつきやカクツキを軽減するVRRもサポートするのがHDMI2.1関連の機能における違いです。

「Z570L」と「M550L」を比較しての違い③ゲームモード時の遅延スペックの一部

ゲーム機の出力映像に合わせ自動的に最適なモードに設定する「オートゲームアジャスト」「ゲーム専用高画質」を両シリーズは備えています。

ただ、「Z570L」は倍速駆動パネルかつ4K/120p、「M550L」は等速パネルで4K/60pまでの対応という違いにより、映像表示遅延のスペックが入力信号によって若干異なります。

映像表示遅延は、「Z570L」が1080p/120Hz入力時で0.83ms。1080p/60Hz(12bit)、1440/60Hz、4K/60Hz(12bit)入力時で約9.2ms。

「M550L」が1080p/60Hz、4K/60Hz入力共に0.83ms。

「Z570L」と「M550L」を比較しての違い④音響システムとドルビーアトモス対応の有無

Z570Lは、総合出力40W(同時駆動)の「重低音立体音響システム」を採用。スピーカー構成はフルレンジ×2、ウーファー×1で、上下方向の立体感も表現できるサラウンド規格・Dolby Atmos(ドルビーアトモス)にも対応

M550Lは、総合出力20W(同時駆動)の「レグザパワーオーディオシステム」。スピーカー構成はフルレンジ×2で、ドルビーアトモスは非対応。

なお、テレビの設置環境に応じて音響特性を補正する「オーディオキャリブレーション」機能は両シリーズとも搭載しています。

「Z570L」「M550L」両シリーズで共通の内容

以下は「Z570L」と「M550L」両シリーズで共通の内容です。

映像エンジンには「レグザエンジンZR II」を採用

映像エンジンには高画質と快適な操作性を両立する新世代「レグザエンジンZR II」を新採用。これは上位の「Z870L」「Z770L」「Z670L」シリーズで採用されているものと同じもの。各種処理を1チップで完結させる高性能プロセッサーです。

美肌フェイストーンZRII
ネット動画AIビューティZRII
地デジAIビューティZRII
クラウドAI高画質テクノロジー
おまかせAIピクチャーZRⅡ

といった高画質処理を行います。

そのほか、各種ソースを4K化する「超解像技術」、また、「カラーリマスター」による広色域復元を行います。

エントリークラスでありながら、かなり上位のモデルまで映像エンジンが共通な2022年モデルの「Z570L」と「M550L」はこれまでのエントリー機に比べてお得と言えるでしょう。

HDR規格

HDR規格は、HDR10、HLG、HDR10+、HDR10+ ADAPTIVE、DOLBY VISIONに加え、DOLBY VISION IQに対応。

搭載チューナー数や録画機能

搭載チューナーは、地上デジタル×3、BS/110度CSデジタル×3、BS/CS 4K放送×2。USB HDD(別売)をテレビに接続すれば、地デジ/BS/CSの2番組同時、4K放送の裏番組録画が行なえます。

別売のタイムシフトマシンハードディスク(「D-M210」など)を接続することで、“タイムシフトマシン内蔵”のような操作を実現するタイムシフトリンクにも対応。テレビに全録レコーダーを内蔵しているような使い勝手を実現できます。

OSはLinuxベースのオリジナル

ネット接続やネット動画、ネットワークや録画機能などを司るOSについては、Linuxベースのオリジナル。従来の「Z570K」「M550K」シリーズで採用したAndroid OSではありません。これはAndroid OSの動作が不安定だとか、操作後の反応が遅いなどの弱点を考慮したうえで、より快適な操作感を重視した結果のようです。もちろん、主要VODサービスに幅広く対応しています。

リモコン

従来のダイレクトボタン「ABEMA」、「Netflix」、「Hulu」、「U-NEXT」、「YouTube」、「Amazon Prime Video」の6つほか、新たに「Disney+」、「TVer」(ソフトウェアダウンロードで対応)、「dTV」、「Net.TV」の4ボタンが追加。業界最多となる、10個ものダイレクトボタンを搭載。

お気に入りのネット動画やHDMI接続した外部機器を登録でき、ボタンひとつですぐに起動できる「My. Choice」ボタンも2個搭載しています。

入出力端子

入出力端子はHDMI入力が4系統。うち2系統が、HDMI2.1をサポート。eARC(入力2のみ)にも対応。ビデオ入力(映像・音声LR)、光デジタル音声出力、ヘッドホン出力(ライン出力非対応)、LANを各1系統用意。USB端子は2系統で通常録画専用×1、汎用×1。

どちらをどう選ぶ

動きのある部分で人によっては差が大きいと感じることがある倍速駆動の有無が大きなポイントになるでしょう。

また、PS5やXbox Series X/Sといった4K/120Hz入力で楽しみたい最新ゲーム機を生かしたい場合は「Z570L」シリーズが選択肢となります。これもハイスペックのゲーム関連機能となるVRRが欲しい場合も「Z570L」シリーズです。

上記のスペックが要求されるゲームをしないのであれば、HDMI2.1対応テレビとして、両機とも十分に使える内容を備えているとも言えます。

サイズのラインナップの仕方にも明らかな違いがあり、「M550L」シリーズのほうが75型、65型のみラインナップと大画面志向、「Z570L」シリーズのほうは65型、55型、50型、43型と、4Kテレビとしては小型の画面にも注力していることがわかります。ハイスペックなゲーム用のテレビとして43型のような小さめサイズの需要が高いと言われているので、「Z570L」シリーズではそのあたりのユーザーを狙っているようです。

とりあえず、REGZAの4Kテレビで75型や65型を安く欲しいという場合は「M550L」シリーズとなりましょう。

そのほか機能面ではほとんど違いがありません。あとは、内蔵スピーカーのグレードが高いのとドルビーアトモス対応が「Z570L」シリーズということですが、薄型の液晶テレビのエントリークラス機をサウンド性能の違いで選ぶというのはあまり一般的ではないようです。

「M550L」シリーズのサイズラインナップが少なく、しかも大画面寄りのため、等速やドルビーアトモス非対応でもいいから、4K液晶テレビの55型以下を手ごろに買いたい人にはREGZAの選択肢がないことになります。これはREGZAを擁するハイセンスが、等速駆動パネルの4KテレビなどのREGZAエントリーと同等、あるいはもっとエントリー的なモデルを、ハイセンスブランドで出していることも関係しています。手ごろな4K液晶テレビの55型以下はハイセンスから選んでくださいということでしょう。

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