SONY BRAVIA X8550HシリーズとX8500Hシリーズを比較しての違いは?

4Kテレビ

ソニー・4K液晶テレビ2020年モデルのスタンダード「X8550Hシリーズ」と「X8500Hシリーズ」

ソニーの4K液晶テレビ・BRAVIAの2020年モデルのうち、スタンダードクラスに属するのがX8550HシリーズとX8500Hシリーズです(上にハイクラスのX9500Hシリーズ、下にベーシックなX8000Hシリーズがあります)。

X8550HシリーズとX8500Hシリーズはともにスタンダードクラスに属するテレビですが、ではどこが違うのでしょうか?詳しくご紹介します。

X8550HシリーズとX8500Hシリーズを比較しての違い①展開サイズ

まず、展開されるサイズが違います。X8550Hシリーズは65/55V型の2サイズ。一方、X8500Hシリーズは49/43V型の2サイズ。つまり、大型はX8550Hシリーズ、4Kテレビとしては小型なのがX8500Hシリーズというようにサイズ的な住み分けがなされています。テレビを買う際の条件の多くをサイズが占めている場合は、他の違いがあるにしてもこの情報は重要でしょう。

X8550HシリーズとX8500Hシリーズを比較しての違い②内蔵サウンドシステム

X8550HシリーズとX8500Hシリーズにおける内容面での最大の違いは内蔵されている音響システム(アンプとスピーカーの総合)です。

簡単に言うとX8550HシリーズのほうがX8500Hシリーズよりも良いサウンドシステムを搭載しています。

X8500Hシリーズの内蔵スピーカーは本体下部に左右で1個ずつ、計2個の一般的でシンプルなステレオ構成です。オーディオの構成としては普通ですが、画面占有面積が広い薄型テレビゆえ、スピーカーの配置場所とエンクロージャー容積の不足などから、テレビの下の方から聴こえてくるような音の出所の不自然さや、フルレンジスピーカー1発という構成からくる再生周波数範囲の狭さもあり、そもそものサウンドの弱さが弱点と言えます。

一方、X8550Hシリーズでは、テレビ下部のフルレンジスピーカーに加え、テレビ上部の左右へ高音域を再生する「サウンドポジショニング トゥイーター」を配置。もともと音の出所の感覚は高音が中心なことに加え、全体的な音の定位感を改善し、まるで画面から音が出ているような自然な聴こえを実現できるという「Acoustic Multi-Audio」も搭載。ツイーターの追加による高音域の充実と、音全体の情報量の増加も相まって、テレビの内蔵スピーカーでありながら、自然な高音質でサウンドを楽しめます。

X8500Hシリーズでも、上下方向の立体感まで表現できるサラウンド規格「ドルビーアトモス」に対応していますが、本体内蔵スピーカーで楽しむ分では、このドルビーアトモスでの再現力にも差が出るものと思われます。

X8550HシリーズとX8500Hシリーズにおける内容面での違いはこの、X8550Hシリーズのみが「サウンドポジショニング トゥイーター」と「Acoustic Multi-Audio」を搭載していることによるスピーカー再生音のクオリティーの違いのみです。

なお、スピーカー部の違いよって、デザインや容積に違いはないようです。スピーカーを充実させると、どうしてもテレビの厚みが増えたり、ベゼルが太くなったりしてデザインも変わってしまうことも多いものですが、見た目を変えずに音質を強化したソニーの手腕はたいしたものだと思います。

このサウンドシステムの違いの分、X8500Hシリーズの実売価格:43型が約13.5万円、49型が約15万円に対して、X8550Hシリーズの55型は17万円、65型は25万円と X8550Hシリーズはやや割高です。

4K液晶テレビとしての内容・性能・機能などは両シリーズとも全く同じ

そのほか、4K液晶テレビとしての内容・性能・機能などは両シリーズとも全く同じです。

すでにX8500Hシリーズの内容をこちらで詳しくご紹介しているので、参考にしてみてください。

SONY BRAVIA X8500HシリーズはX8500Gと比較しての違いは?
ソニーの4K液晶テレビの2020年モデルのスタンダードクラス「BRAVIA X8500H」シリーズが4月25日から順次発売。従来の「X8500G」シリーズと比較しての違いも交えながら「X8500H」シリーズの内容・特徴をご紹介。

簡単にまとめると、4Kチューナーは2基(裏禄可能、2番組同時録画は不可)、映像プロセッサーにはソニーとしては標準的な「HDR X1」を搭載。倍速駆動に対応し、残像低減技術は、倍速パネルとバックライト制御を組み合わせた「モーションフローXR240」(4倍速相当)を搭載。超解像エンジン「4K X-Reality PRO」およびトリルミナスディスプレイ技術を搭載。バックライトはエッジ型で部分駆動は非対応。液晶パネルはVA型。スタンダードとは言っても他社の格安機とは比較にならないほどの高画質なハイクラスモデルの範疇です。

Android TVの搭載による豊富なネット機能やネット動画対応、音声アシスタント機能にも対応しています。

HDMI端子はeARCに対応しているのはポイント。ソニーの2020年モデルでもっともリーズナブルにeARCに対応しているのはX8500Hシリーズです。今後、PS5への対応に関するアップデートが行われる可能性もあります。

両シリーズが向いているユーザー層

両シリーズの比較では大画面に加え、音質面も充実しているX8550Hシリーズ手頃なサイズと標準的な音質で値ごろ感に優れているX8500Hシリーズと言った分け方ができるでしょう。

基本的には画面サイズをだいたい決めた上で、下位のX8000Hよりも予算と画質へのこだわりがあり、上位のX9500Hまでは予算がなく、画質へのこだわりもそこまでは不要、という方にこの両シリーズは向いているでしょう。2020年のソニーの4K液晶テレビは機能面ではほとんど一緒です。ただ、eARCはX8500H/X8550Hシリーズ以上から、というのはポイントでしょう。

X8000Hシリーズについてはこちらで詳しくご紹介しているので参考にしてみてください。

SONY BRAVIA X8000HとX8000Gを比較しての違いは?
ソニーが4Kテレビの2020年モデルを発表。「X8000H」シリーズはもっともリーズナブルなラインで、ソニー4Kテレビのエントリーモデルの位置づけ。従来「X8000G」シリーズからの改良点を含めて内容を解説します。

なお、X8500Hシリーズを買っても、サウンドバーなどの外部スピーカーの追加により、音質を強化することは比較的簡単に可能です。とはいえ、テレビだけでサウンドが完結するのは便利ですし、テレビ画面から声が聴こえてくるような自然さは、サウンドバーの追加だけで簡単に手に入るものではないので(サウンドバーもテレビの下に配置しがちで、その場合も声はテレビの下から聴こえてしまいます)、X8550Hシリーズのサウンド面でのアドバンテージは結構大きいのかもしれません(4Kテレビ+SONY)。

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