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SONY BRAVIA X85JシリーズとX80Jシリーズを比較しての違いは?

4Kテレビ

SONY BRAVIA X85JシリーズとX80Jシリーズ

ソニーの4K液晶テレビ・BRAVIAの2021年モデルが4月12日に国内発表されました。このうち、ベーシックからスタンダードなクラスに当たるX85JとX80Jシリーズを、両シリーズを比較しての違いを交えながら紹介します。

それぞれのシリーズのサイズ展開と予想実売価格は以下の通りです。

■X85Jシリーズ 全サイズ6月19日発売
・KJ-75X85J(75型)330,000円前後
・KJ-65X85J(65型)253,000円前後
・KJ-55X85J(55型)198,000円前後
・KJ-50X85J(50型)176,000円前後
・KJ-43X85J(43型)165,000円前後

■X80Jシリーズ
・KJ-65X80J(65型)154,000円前後 4月24日発売
・KJ-55X80J(55型)121,000円前後 4月24日発売
・KJ-50X80J(50型)105,000円前後 5月22日発売
・KJ-43X80J(43型)92,000円前後 5月22日発売

X85JシリーズとX80Jシリーズを比較しての違い①パネルが倍速駆動か否か

両シリーズの違いはまず、パネルが倍速駆動か否か。「X85J」が倍速駆動パネル(120Hz)を採用するのに対し、「X80J」は等速パネル(60Hz)となります。

パネルが倍速駆動か否かは4K液晶テレビにおいて、まさにベーシッククラスか、それよりも上のスタンダード以上かを分けるポイントとして捉えられてきた装備だけに、この違いは大きいでしょう。

加えて、「X85J」のみ、さらに残像感を低減できる「モーションフロー XR240」を搭載。液晶テレビの弱点とされる残像感の低減機能については、両モデルで大きな差があると言えるでしょう。

X85JシリーズとX80Jシリーズを比較しての違い②HDMI 2.1関連の対応

また、「X85J」のみ、HDMI 2.1に規定される各項目のうち、4K/120p、VRR(可変リフレッシュレート)、ALLM(自動低遅延モード)、eARCに対応しています(VRRは発売後のソフトウェアアップデートでの対応を予定)。

HDMI2.1については、ソニーをはじめ2020年モデルの4K液晶テレビ市場においては、最上位でも対応していなかったフィーチャーであり、この内容は「X85J」が「X80J」に対してアドバンテージがあるという小さい話ではなく、「X85J」がこれまでの4K液晶テレビ全体に対してアドバンテージがあるということで、4K液晶テレビ自体が新たなステージに入ったと言える装備です。

4K/120p、VRR(可変リフレッシュレート)、ALLM(自動低遅延モード)はおもにPS5のような4K出力対応の最新ハイスペックゲーム機やPCなどと接続して4Kかつハイリフレッシュレートのゲームや映像素材を楽しむ時にその実力を発揮します。

eARCは従来のARCでは入出力できなかった、ドルビーTrue HD、Dolby AtmosやDTS:Xなどのロスレスサラウンド音声の入出力もできるので、対応AVアンプやサウンドバーなどとテレビを組み合わせて、高品位なサウンドやサラウンドを楽しめるのがメリットです。

そのほかの基本的な内容は両シリーズ同様

そのほかの基本的な内容は2020年モデルのベーシッククラス機「X8000H」をベースに両シリーズ同様です。

画像エンジンは「HDR X1」プロセッサーを引き続き搭載。ソニーではスタンダードな映像エンジンではありますが、画質面での評価は高く、完成度も高いプロセッサーです。様々な素材をデータベース型超解像処理で4K化する専用エンジン「4K X-Reality PRO」も搭載。また、「トリルミナス プロ」搭載により、精細な色表現を可能にしています。パネルはVA型で、エッジ型LEDバックライト部分駆動は非対応

HDRはHDR10/HLG/ドルビービジョンに対応。HDRリマスター機能にも対応。

音の歪みを軽減するという非対称形状を採用した「X-Balanced Speaker」を「X8000H」に引き続き搭載。人の声の聴きとりやすさをアピールしています。ドルビーアトモスにも対応。ユニットはフルレンジ×2基。出力は全モデル20W(10W×2ch)。

Googleの最新スマートテレビOS「Google TV」を新搭載

ソニーの近年のテレビというとAndroid OSによる多機能性も魅力ですが、今回はGoogleの最新スマートテレビOS「Google TV」を新搭載(Chromecast with Google TV相当の機能を内蔵)。基本的にAndroid OSであることに変わりはありませんが、YouTubeやNetflixなど各サービスのアプリが並んでいた従来のUIから、各サービスを横断してコンテンツをレコメンドしてくれる新UIになるなど、より使い勝手の向上を図っています。

Chromecast built-in、Works with Googleアシスタント、Works with Alexa、Works with Apple AirPlay にも対応。

新4K衛星放送および地デジ/BS/110度CSチューナーを3基ずつ搭載

新4K衛星放送チューナーおよび地デジ/BS/110度CSチューナーを3基ずつ搭載。各2基ずつの「X8000H」より増えています。外付けUSB-HDDへの4K放送2番組同時録画も行えます。

HDMI入力は4系統搭載。光デジタル音声出力や、イヤホン出力、ビデオ入力も備えています(4Kテレビ+SONY)。

どちらのシリーズをどう選ぶかのポイント

両シリーズを比較すると、やはりHDMI2.1関連の違いが際立ちます。画質面でもHDMI2.1の影響を受けて違いはあると思います。とくにPS5などの次世代4K対応ゲーム機を使う予定があるのであれば、両シリーズでは「X85J」を選ぶべきでしょう。

ただ、冷静に考えてみると、もしテレビは放送波中心で、ネット動画も見るにしてもテレビ内蔵機能で見るというのがメインの使い方であれば、「X80J」でも十分かもしれないということです。この場合、HDMI2.1関連の機能は関係しませんし。

放送波やネット動画を見るときは倍速の有無に起因する残像感の大小という画質差は出てきますが、これも動きの少ないコンテンツをおもに見る場合や、残像に対する個人の許容範囲によっても判断は難しいところです。

「X85J」はたしかに高画質で、機能(HDMI2.1)も上ですが、それによる価格差と、ユーザーの普段の使い方とのバランスを考慮して選ぶのがいいのではないでしょうか?

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