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SONY NW-WM1AM2とHiBy RS6 比較・違いは

DAP

ソニーのウォークマン上位モデル「NW-WM1AM2」が大人気

ソニーのウォークマン上位モデル「NW-WM1AM2」が2022年3月25日に税込み実売価格約16万円で発売されました。発売直後から価格コムのDAP売り上げランキングで1位になるなど、15万円を超えるという一般的にはかなり高額なポータブルオーディオプレーヤーながら、ソニーのウォークマンというブランドへの人気の高さを示しています。

同価格帯の競合機・HiBy RS6

一方、高性能、高音質なDAPとなれば、最近では中華DAPと言われる中国メーカー製のものもポータブルオーディオ愛好家には人気です。しかも、数千円クラスの安いものから40万円を超えるような高額機まで中華メーカーから出ており、その勢いを感じさせます。

「NW-WM1AM2」と同価格帯の実売16万円クラスにもHiBy社の「RS6」が2021年11月26日に国内発売されています。

「NW-WM1AM2」と「RS6」を比較しての違いはどのようなものなのでしょうか。

「NW-WM1AM2」の内容・特徴についてはこちらの記事でご紹介しています。

SONY NW-WM1ZM2 / NW-WM1AM2 比較しての違いは?
ソニーはウォークマンの最上位クラスモデルであるNW-WM1Z / NW-WM1Aを5年半ぶりにモデルチェンジした新モデルNW-WM1ZM2 / NW-WM1AM2を発表。両機の内容・特徴を、両機を比較しての違いを交えてご紹介。

「RS6」の内容・特徴についてはこちらの記事でご紹介しています。

HiBy RS6 発表 R-2R ラダー型DACとNOS採用のDAP
中国HiByのDAP新モデル・RS6が発表されました。本国での価格は8,998元(約15.4万円)。DACにR-2R ラダー型回路を採用していることに加え、NOSを選択可能、凝ったデジタルフィルター設定など個性的な注目モデルとなっています。

SONY NW-WM1AM2とHiBy RS6 比較・違いは

両機の詳しい内容・特徴を踏まえての違いとしては、

Android端末として

いずれもAndroid OSを搭載したDAPですが、「NW-WM1AM2」はAndroid 11、「RS6」はAndroid 9とバージョンに違いがあります。基本的に両機ともあくまでDAP機能中心なので、あまりAndroidのバージョンは関係ありませんが、それでもAndroid端末としての機能性を重視したいなら、より新しいバージョンである「NW-WM1AM2」が有利でしょう。

画面性能は

画面性能の違いは以下のとおり。これもDAPとして考えるなら「NW-WM1AM2」程度のスペックで十分ではありますが、Android端末として動画も楽しみたいと考えるなら、より高画質なのは「RS6」となるでしょう。

「RS6」
タッチパネル ○ パネル種類 IPS
液晶サイズ 4.97 型(インチ) 液晶画面解像度 1920×1080

「NW-WM1AM2」
タッチパネル ○ パネル種類 TFTカラー液晶
液晶サイズ 5 型(インチ) 液晶画面解像度 1280×720

内蔵ストレージ

内蔵ストレージ容量は「RS6」が64GB、「NW-WM1AM2」が128GB。どちらもハイレゾ音源をたっぷり収納するには少ないですが、microSDカードでの拡張が前提にある最近のDAPの状況を反映しています。

サイズ・重量、バッテリー性能

サイズ・重量、バッテリー性能について。どちらも携帯性よりも音質重視設計のため、あまりコンパクトではなく重量もそれなりにあります。「NW-WM1AM2」のほうがやや大きいです。

バッテリー性能については「NW-WM1AM2」の圧勝。得てして高音質志向のDAPはその代償としてバッテリー持ちが悪い傾向がありますが、ソニーは省電力のデジタルアンプ(D級アンプ)を採用することで、高音質とバッテリーのスタミナの両立を図ってきていることのノウハウの蓄積がこのような差として出てきています。

「RS6」
幅x高さx奥行 73x130x15 mm 重量 315 g 再生時間 8.5 時間

「NW-WM1AM2」
幅x高さx奥行 80.5×142.5×20.8 mm 重量 299 g 再生時間 40 時間

DACやヘッドホンアンプなど総合的な音質

DAPの音質を方向づけるDACやヘッドホンアンプなど総合的な回路設計については、どちらもかなり個性的です。

「NW-WM1AM2」は前述のように省電力のデジタルアンプ「S-Master HX」(D級アンプ)を採用。これは国内外を含めても高音質志向のDAPでは現在、ソニーくらいしか採用していない方式です。自社でアンプチップ(CXD3778GF)を設計・生産しているという大企業ならではのメリットもあるでしょう。ただ、D級アンプの音質を従来型のアナログアンプと比べて劣っていると思う向きもあり、「NW-WM1AM2」が音質面で常に有利とも言えないでしょう。

非ハイレゾの音楽を、ハイレゾ相当にアップスケーリングする「DSEE Ultimate」、入力されたすべてのPCM音源を、11.2MHz相当のDSD信号に変換する「DSDリマスタリングエンジン」といった、アップコンバート系の音質調整機能は「NW-WM1AM2」のみが搭載しています。

RS6」はDACにR-2R ラダー型回路を採用しているのが大きな特徴。これはFLACのようなPCM系のデジタル信号に対して、余計な変換を経ずにアナログ変換できるメリットがあり、DSDよりもPCM系音源をメインで聴く方には有利性がありそうです。DSD音源もネイティブで変換できる回路を備えているので、DSD再生に適さないということでもありませんが。

また、ノンオーバーサンプリング動作も選べるなど、他社の高級DAPでもあまり例のない凝ったDAC部であることは確かです。

64 audioやqdc、unique melodyなど、10のイヤフォンブランドと提携し各ブランドに合わせたサウンドで再生できるのも「RS6」の特徴。

もっとも、「NW-WM1AM2」は多くの高級イヤホンやヘッドホンを擁しているソニーのイヤホン、ヘッドホンとの相性を考慮した音質設計をされているでしょうから、ソニー製品のユーザーにとっては、トータルでの音質設計の統一という点では「NW-WM1AM2」にメリットがあるでしょう。

そのほかの機能性

そのほか、4.4mm径バランスイヤホン端子への対応、aptX HD/LDAC対応によるBluetoothハイレゾコーデックへの対応、各種ストリーミングへの対応など、最新DAPとして装備しておきたい機能については互角。

ハイレゾ再生対応ファイルも、DSD 256までやMQA対応など、基本的には互角。USB入力からのUSB-DAC使用も可能。

Bluetooth機能については、「NW-WM1AM2」ではウォークマン側で音質調整(DSEE Ultimate処理)した音声を送信できるのは特筆点。

どちらをどう選ぶ

どちらのモデルも価格帯に相応しい高音質機であり、それぞれに個性的というか、趣味性の高いDAPです。あえて言えば「NW-WM1AM2」のほうが一般性は高く、操作やアフターサービスも含めて幅広い層におすすめできるでしょう。

ただ、この2つを比較して音質のみを評価すれば「RS6」のほうが上回っているという感想は、ヘビーなDAPユーザーを中心に見られるだけに、この価格で音質のみを追い求めたいユーザーにとっては悩ましいかもしれません。

SONY NW-WM1AM2とHiBy RS6 比較レビュー情報(ツイッターから)

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