STAX SRM-500T 新ドライバーユニット SRM-006tSと比較しての違いは?

ヘッドホンアンプ

STAX SRM-500T 新ドライバーユニット

スタックス(STAX)は、同社の静電型ヘッドホン(イヤースピーカー)専用のドライバーユニット(ヘッドホンアンプ)新モデル「SRM-500T」を3月22日に発売します。価格は132,000円(税込)。

従来モデル「SRM-006tS」(2010年発売。当時の税込み価格95,500円)の後継機。

SRM-006tS後継機で基本内容は同様

従来同様、出力段に高耐圧双3極管の6FQ7/6CG7を搭載し、ミドルクラス真空管ドライバー・ユニットとして同社の伝統的な設計を踏襲しながら、電源の効率化を進めることで、さらなる音質向上を図るなどの改良が施されています

入力系統はRCAとXLRの排他使用入力。STAX製品に共通するカスタムメイド二重軸4連ボリュームやRCA入力のパラレルアウト機能も従来機同様に搭載。また、信号回路にカップリングコンデンサを一切使用しない完全DCアンプ構成も引き続き採用。入力からサウンドエレメントの駆動までプッシュプル・バランス動作を実現。こうしたヘッドホンアンプとしての基本内容は同様。なお、入力については「SRM-006tS」ではRCA2系統ありました。

SRM-500TとSRM-006tSを比較しての違い(内容や音質)

従来の高電圧回路用に加え、新たに低圧回路用の巻線を設けた新設計の電源トランスを採用。低圧巻線を採用することによって電源の効率が良くなり、「SRM-006tS」を含む従来の真空管式ドライバー・ユニットに比べて、省電力化と音質向上を実現したとしています。

また、SRM-006tSに比べて剛性がアップした新シャーシを採用。非磁性アルミを多用したハイブリッド構造とし、振動・各種ノイズ源などの外来要因の影響をさらに抑制。音質の向上を図っています。

音質面では中低域の厚みをブラッシュアップ。「SRM-006tS」以降に発売されたイヤースピーカー現行機のアドバンスド・ラムダシリーズ(SR-L300/SR-L500 MK2/SR-L700 MK2)との組み合わせに適したサウンドチューニングとなっているようです。

SRM-500TとSRM-006tSを比較しての違い(仕様面)

周波数帯域はDC~90KHz(SR-L500 MK2 1台使用時)。増幅度は60dB。高調波歪み率は0.01%以下(1kHz/100Vr.m.s.出力時)。入力インピーダンスは50kΩ(RCA)、50kΩ×2(XLR)。入力端子はRCA or XLR(排他使用)。出力はRCAパラレルアウト端子。消費電力は38W、外形寸法は195×376×102mm(幅×奥行き×高さ)。重量は3.4kg。

なお、SRM-006tSではSR-407使用時の再生周波数特性はDC~80kHz/+0、-3dB。定格入力レベルは100mV/100V出力、最大入力レベルは30V/ボリューム最小時。増幅度60dB(1,000倍)。入力インピーダンスは50kΩ(RCA入力)/100kΩ(XLR入力)。入力端子はRCA2系統 と XLR(切り替え可能)。出力はRCAパラレルアウト端子。

消費電力は49W。外形寸法は195×380×103mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.4kg。

価格上昇に見合うだけの音質向上を期待したいところ

見た目はほとんど変わっておらず、マイナーチェンジ的印象。サイズと重量も全く同一。アンプとしてのスペックもほとんど変わっていないようですが、消費電力は下がっており、電源の効率化による省電力化が形に表れています。この省電力化はエコのためというよりも、音質向上のためであり、確実な効果がありそうです。

価格はそれなりに上がっていますが、それに見合うだけの音質向上を期待したいところです。購入ユーザー全数の減少による値上げ要因もあるのでしょうか?ただ、スタックスは世界最高峰の静電型ヘッドホンメーカーとして海外でも高く評価されており、中国での需要もあるようですので、経営的な苦しさからくる値上げという感じではないでしょう(ヘッドホンアンプ+STAX)。

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