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WH-CH710N 6/6発売!WH-CH700Nと比較しての違いは?

Bluetoothヘッドホン

ソニーのノイズキャンセリング機能搭載Bluetoothヘッドホン「WH-CH710N」

ソニーは、ノイズキャンセリング機能搭載のBluetoothヘッドホンの新製品「WH-CH710N」を6月6日に発売しました。オープン価格で、税抜きの実売予想価格は14,000円前後。カラーバリエーションはブラック、ブルー、ホワイト。

「WH-CH700N」後継機・比較してのおおまかな違いは?

「WH-CH700N」(2018年発売。発売当初の税抜き実売価格は19,000円程度で、現在の税込み実売は12,000円程度)の後継機。アクティブノイズキャンセリング性能を向上させたのが主な違い。一方で、発売時の定価で見ると5,000円程度安くなっていて、その影響なのか、ノイズキャンセリング性能以外の機能や性能には省略や低下が見られます。

ノイズキャンセリング機能は大幅向上

アクティブノイズキャンセリング機能については、従来モデル「WH-CH700N」で片側1基だったノイズ集音用のマイクを2基とし、騒音低減性能の強化が図られています。

具体的には外の音を拾うフィードフォワード方式と、耳の中に漏れた音を拾うフィードバック方式を併用するいわゆるハイブリッド型に変更になっています。強力なノイズキャンセリング性能を売りにするヘッドホンではこぞって採用している方法で、上位モデルの「WH-1000XM3」でも採用されています。

これにより、騒音低減性能を高めています。フィードフォワード方式のみであった「WH-CH700N」との比較ではかなり向上しているはずです。

また、外音取り込み機能も新搭載。不意に話しかけられた時や車内アナウンスなどを聴きたい時などに便利です。

一方、「WH-CH700N」には搭載されていた、周囲の騒音を分析し、最適なNCモードを自動選択する「AIノイズキャンセリング機能」は無くなっています。

Bluetooth関連は機能減少

Bluetoothヘッドホンとしては、まずBluetoothのバージョンは「WH-CH700N」の4.2から5.0にアップデートされています。最新のBluetoothヘッドホンとしては当たり前の装備で、これにより、接続安定性の向上は期待されます。

一方、対応コーデックは「WH-CH700N」のSBC/AAC/aptX/aptX HD対応からSBC/AAC対応へとグレードダウン。低価格化と、このクラスの製品を買うユーザーの実際に使用しているコーデックとの兼ね合いもあるのでしょう。aptX HDは、ハイレゾ相当伝送が可能なコーデックとして普及し始めているだけに非対応なのは残念です。

さらに、Bluetooth関連では、圧縮音源の高域を補正するDSEE機能も省かれています。これもユーザーの実態として使用頻度が少なかったのでしょうか。

専用スマホアプリにも非対応に

「WH-CH700N」では対応していた専用スマホアプリ「Sony | Headphones Connect」に非対応なのも違いです。アプリから各種再生操作や設定が可能なだけでなく、サラウンドやマニュアル調整可能なイコライザーなど、多彩な音質調整機能を持っていますが、非対応なのは残念です。

本体は小型・軽量化し、ユニットも小口径化

また、ヘッドホン自体も変わっています。使用ユニットが「WH-CH700N」の40mm径から30mm径に小さくなっています。ヘッドホンでは一般にユニットの口径が大きいほど上位で高音質というイメージがあるので残念です。ただ、この小口径化によって、ヘッドホン全体をコンパクト化でき、モバイル性は高まっています。本体重量も17g軽い約223gになっており、屋外に持ち出して使うことが多いユーザーにとっては「WH-CH710N」のほうが魅力的でしょう。

引き続き有線接続も可能で、約1.2mのオーディオケーブルが付属しています。

ロングバッテリー性能は継承

最大35時間(デジタルノイズキャンセリング機能ON時)の長時間再生、10分充電で60分の再生が可能な急速充電は全く同じスペックです。ノイズキャンセリング性能を高めると消費電力も増えるはずですから、この点では「WH-CH710N」がより優秀になったと言えそうです。ノイズキャンセリングとBluetoothを併用できるヘッドホンとしてはロングバッテリーであるので、長時間使用する人や充電の手間を減らしたい方は要チェックのモデルでしょう。

充電用端子は新たにUSB-Cに変更。これは大いに歓迎できる改善点です。

全体的にノイズキャンセリング性能の向上を重視しつつ、そのほかの機能やスペックはシンプル化した印象。ソニーの製品としてはいろいろ言いたくなる内容かもしれませんが、価格帯や実際のユーザーの使用状況からするとこのような内容が妥当なのかもしれません。

ただ、「WH-CH700N」は、内容に比べて現在の実売は安い印象で、ハイコスパなヘッドホンであるのは間違いないでしょう。「WH-CH710N」の登場で、「WH-CH700N」は生産完了になり、今後は新品での入手は困難になりますので、「WH-CH700N」のほうが欲しい方はお早目にどうぞ。なお、「WH-CH700N」のカラバリはブラック、ブルー、グレーと「WH-CH710N」とは異なっています(ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン+SONY)。

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