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YAMAHA YH-5000SE レビュー・音質情報

ヘッドホン

YAMAHA YH-5000SE 約50万円のハイエンド・ヘッドホン

ヤマハは、オーバーイヤー開放型の有線ヘッドホン「YH-5000SE」を2022年12月下旬に発売しました。価格は495,000円。

自社設計の平面磁界型ドライバー「オルソダイナミックドライバー」を搭載しているのが最大の特徴。

1976年に発売された「HP-1」でも「オルソダイナミック方式」を用いており、「HP-1」もその音質から伝説的なヘッドホンとなっています。

「YH-5000SE」は単純に「HP-1」を現代に復刻したのではなく、オルソダイナミック方式を用いた現代最新・最高のヘッドホンをヤマハの持つ技術とノウハウによって生み出そうという超意欲作です。

再生周波数帯域は5Hz~70kHz、インピーダンスは34Ω。感度は98dB/mW。本体素材はマグネシウムで重量は約320g。

イヤーパッドは2種類付属。レザータイプとスエードタイプ。装着感だけでなく、それぞれに音質傾向も異なります。

ケーブルは着脱可能。ヘッドホン側の端子は3.5mmモノラル。3.5mm 3極プラグに、6.3mmアダプターもセットにしたケーブルと、4.4mm 5極のバランスケーブルを両方同梱。どちらのケーブルも線材に銀コートOFCを採用。専用設計されたヘッドホンスタンドを同梱。

別売のオプションケーブルとして、XLRプラグのバランスケーブル「HXC-SC020」も2023年2月に発売。価格は93,500円。

そのほか、付属品も別途購入可能。消耗品を交換できるので、末永く使えます。

ヘッドホンスタンド「HST-5000」 38,500円
イヤーパッド(レザー)「HEP-5000LE」 27,500円
イヤーパッド(スエード)「HEP-5000SU」 27,500円
アンバランスケーブル「HUC-SC020」 60,500円
バランスケーブル「HBC-SC020」 71,500円
XLRケーブル「HXC-SC020」 93,500円

※ヘッドホンにおける「オルソダイナミック方式」について

オルソダイナミック方式とは、ヘッドホンやイヤホンのドライバー(スピーカー)の一種です。従来のダイナミック方式とは異なり、振動板(ダイヤフラム)が真っ直ぐに振動することを特徴としています。

通常のダイナミックドライバーは、振動板が円錐形をしており、音を発生させる際には円錐の形状に合わせて振動します。しかし、この円錐形状では振動の反応速度が遅く、高周波域での再生に苦手意識があります。

一方、オルソダイナミック方式では、振動板が平板に近い形状になっており、振動の反応速度が非常に速く、高周波域での再生に優れています。また、振動板が平らなため、音の再生に歪みが少なく、音の正確性が高くなるという特徴があります。

ただし、オルソダイナミック方式は従来のダイナミック方式と比較して高価で、製造が難しいというデメリットがあります。しかし、高音質を求めるオーディオファンやプロの音楽家たちから高い評価を得ており、一部の高級ヘッドホンやイヤホンに採用されています。

YAMAHA YH-5000SE レビューサイト情報

ヤマハの本気を感じるヘッドフォン「YH-5000SE」で「BLUE GIANT」の熱気を聴く【鳥居一豊の「良作×良品」】
「YH-5000SE」は、ヤマハとしては久々の本格的なヘッドフォンだ。49万5,000円という価格からして気軽に手を出せるモデルではないが、1970年代に実用化していた「オルソダイナミックドライバー」を復活させたことをはじめ、ヤマハの本気を感じる製品に仕上がっている。
ヤマハ YH-5000SE レビュー評価・評判 - 価格.com
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YH-5000SE(B) 専門店スタッフレビュー / e☆イヤホン
イヤホン・ヘッドホンの専門店e☆イヤホンのスタッフによる製品レビュー
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YAMAHA YH-5000SE 各種レビューから読み取れる傾向

YAMAHA YH-5000SEの音質は、多くのレビューでかなり高く評価されています。

クリアな中音域、そしてディテールに表現に優れた繊細な高音を持ち、開放型では弱くなりがちな低音も十分に力強く、非常にバランスのとれたサウンドシグネチャーとなっているようです。音場は広大で没入感があり、定位感にも優れているようです。いわゆるトランジェントが良い音であり、ヌケがよくキレが良いながら自然で滑らかな表現にも事欠かないようで、全体として素晴らしい聴き心地となっているようです。

色付けが極小のニュートラルなタイプと言えるようで、ヘッドホンに個性を求める向きには違うかもしれませんが、ヘッドホンにリファレンス的な中立性を求めるなら有力なモデルが登場した、となりそうです。

イヤーパッドによっても音質傾向は異なっており、レザータイプがより解像度が高く、スエードのイヤーパッドでは中低域の迫力が強めと、うまく音質傾向も住み分けているようで、幅広いユーザーの音質の好みに対応できそうです。

得てして高級ヘッドホンは音質重視設計のあまり本体が重く、大きくなりがちです。本機の場合は軽量のマグネシウムを採用することや、そのほか軽量かつ強度が強い素材を使用することで、本体重量320と、ハイエンドヘッドホンとしてはかなり軽量にまとめています。また、装着感も軽く、長時間聴取でも疲れにくいようです。このあたりはモニタータイプも含めたヤマハ・ヘッドホンのノウハウが生きているのでしょう。

イヤーパッドは2種類とも柔らかくふんわりとしており、ヘッドバンドはサイズに合わせて調節できます。ヘッドホンの重量はバランスがよく分散されており、不快感や疲れを軽減します。

ブラックの仕上げとゴールドのアクセントを備えたスタイリッシュで洗練されたデザインも評価されています。耐久性があり軽量な構造、消耗品の交換性など、長年の使用にも耐えられそうな点も評価ポイントでしょう。

組み合わせるヘッドホンアンプについてですが、ヤマハ自体が試聴イベントで「RME ADI-2 DAC FS」という20万円未満のUSBオーディオインターフェースに接続し、それで十分に高音質だったという試聴レビューが見られることから、20万円未満のDAC複合機でも十分に鳴らせるということでしょう。付属ケーブルの様子からはDAPでの使用も意識しているようです。もちろん、高額なヘッドホンアンプを使えばそれだけ本機のポテンシャルを発揮できるという面はあるでしょう。

YH-5000SEはかなり高価格帯のプレミアムヘッドホンです。しかし、レビューアーたちは、音質、デザイン、快適性が価格を正当化していると考えています。ヘッドホンに大枚はたいても、少しでも良い音でヘッドホンリスニングを楽しみたい方には大いにおすすめできそうな逸品が登場したようです。

ヤマハ YAMAHA ヘッドホン YH5000SEB
独自の「オルソダイナミック(TM)ドライバー」を搭載したフラッグシップヘッドホンを発売。ヤマハ ヘッドホン『YH-5000SE』

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