「Fire HD 8」タブレットの2020年新世代モデル「Fire HD 8」「Fire HD 8 Plus」
Amazonは、「Fire HD 8」タブレットの新世代モデル「Fire HD 8」「Fire HD 8 Plus」を発表しました。
「Fire HD 8」の価格は内蔵ストレージが32GBのモデルが9,980円(税込)、64GBが11,980円(税込)。「Fire HD 8 Plus」の価格は32GBが11,980円(税込)、64GBが13,980円(税込)。5月13日から予約受付を開始し、出荷開始は6月3日を予定しています。
「Fire HD 8」の基本的な内容
「Fire HD 8」と「Fire HD 8 Plus」は共通点が多く、基本的なスペック、内容は「Fire HD 8」を見ることでご紹介します。
「Fire HD 8」は2017年発売の「Fire HD 8」(第8世代)の後継機。本体サイズは202x137x9.7mm、重量 355gと高さが12mm縮み、横幅が9mm増えて、より四角いデザインに変わっています。重さは8gの軽量化。
CPUは、従来モデルの1.3GHzクアッドコアから、2GHzのクアッドコアに向上。メモリ(RAM)容量も従来モデルの1.5GBから、2GB以上に強化。処理速度が最大30%高速化されています。microSDメモリカードの対応も、従来の最大400GBまでから最大1TBに強化。
新機能として、ゲームをする際に通知などを行わないようにして、ゲームに集中できる「ゲームモード」を搭載。
画面の解像度は従来同様1,280×800ドットですが、輝度は50増の400nitsとなり明るさが10%ほど向上、コントラスト比は300増の1,000:1になっています。
また、IEEE 802.11ac無線LANとBluetooth 5.0(従来は4.1)のサポート、USB Type-Cコネクタの採用も強化点です。
バッテリー駆動時間は最大12時間と、従来モデルから20%ほど伸びています。
「Fire HD 8 Plus」と「Fire HD 8」を比較しての違い
「Fire HD 8 Plus」と「Fire HD 8」のおもな違いは、メモリ容量とワイヤレス充電スタンドへの対応の有無。サイズや重量などは同じです。
「Fire HD 8 Plus」では「Fire HD 8」よりも1GB分多い3GBのメモリを備え、さらに余裕を持った動作が可能です。
具体的には、動画ストリーミングや電子書籍のダウンロード、Web閲覧、ゲームの動作といった幅広い使用状況において、より高速かつ快適な動作が期待できます。
「Fire HD 8 Plus」の付属充電アダプターは9W給電に対応し、「Fire HD 8」付属の5Wタイプよりも高速に充電が行なえるのも違いです。
また、「Fire HD 8 Plus」のみ、オプションのQi対応ワイヤレス充電スタンドを利用できるのが特徴。専用ワイヤレス充電スタンドも同時発売されます。
付属の9W充電アダプター使用時だとフル充電まで約4時間かかりますが、専用ワイヤレス充電スタンドを使えば、フル充電まで約3時間、80%までの充電なら約2時間で完了できます。
Made for Amazon認定を取得したANGREAT社製の専用ワイヤレス充電スタンドは4,600円(税込)。なお、「Fire HD 8 Plus」とワイヤレス充電スタンドはセット購入も可能で、32GBとワイヤレス充電スタンドは14,980円(税込)、64GBとワイヤレス充電スタンドは16,980円(税込)となります。別々に買うよりも1,600円お得になります。
また、横向きにタブレットを設置すると自動で、スクリーン付きスマートスピーカーのように活用できる「Showモード」が利用できるのも「Fire HD 8 Plus」だけの特徴。
専用ワイヤレス充電スタンドに立てかけるだけで「Showモード」に切り替える機能も搭載されているのもポイントです。
ディスプレイ型の「Echo Show」や「Echo Show 8」もあるのに、「Fire HD 8 Plus」で「Showモード」が使えるメリットとしては、「Echo Show」や「Echo Show 8」はバッテリー非内蔵の据え置き前提機ですが、「Fire HD 8 Plus」ならバッテリー内蔵で、置き場所を選ばない点でしょうか。
「Fire HD 8 Plus」と「Fire HD 8」は販売されるカラバリにも違いがあります。
「Fire HD 8」の本体カラーはブラック、ホワイト、ブルーの3色展開。一方、「Fire HD 8 Plus」は“スレート”と呼ばれる新色(濃い灰色)のみとなります。
期間限定の違いとして、6月13日までの「Fire HD 8 Plus」購入者を対象に、Kindle Unlimitedの2カ月無料体験クーポンが提供されます。
いずれのモデルも歓迎されるでしょう
いずれも従来の「Fire HD 8」(第8世代)よりもかなりの性能の向上が見込めるので、歓迎されるモデルチェンジでしょう。
「Fire HD 8 Plus」と「Fire HD 8」のどちらを選ぶかは個々の使い方や好みにもよるのでしょうが、性能に対するコスパという点では「Fire HD 8 Plus」かな、と思います。
ただ、これは定価販売での話で、アマゾンは頻繁にセールを行うことと、セールの度に割引額と対象モデルも変えてくるので、「Fire HD 8」を大幅割引するようなセール時であれば、「Fire HD 8」のほうがコスパ的にお得、ということは十分あり得ます。
だいたい、アマゾンのタブレットはセール時にしか買わない、という人も多いようです。
いずれにしても、ハイコスパなタブレットがアマゾンから登場したと言えるでしょう。
「Fire HD 8 Plus」と「Fire HD 8」の仕様を比較
Fire HD 8 | Fire HD 8 Plus | |
ディスプレイ | 8インチタッチスクリーン | 8インチタッチスクリーン |
解像度 | 1280 × 800ピクセル(189ppi) | 1280 × 800ピクセル(189ppi) |
輝度 | 1,000:1 コントラスト比 400nits | 1,000:1 コントラスト比 400nits |
プロセッサ | クアッドコア(2.0GHz) | クアッドコア(2.0GHz) |
RAM | 2GB | 3GB |
ストレージ | 32/64GB選択可能 | 32/64GB選択可能 |
外部ストレージ | microSDカード(最大1TBまで) | microSDカード(最大1TBまで) |
オーディオ | Dolby Atmos、デュアルステレオスピーカー、マイク | Dolby Atmos、デュアルステレオスピーカー、マイク |
カメラ | 200万画素フロントカメラ、リアカメラ +720pHDビデオレコーディング | 200万画素フロントカメラ、リアカメラ +720pHDビデオレコーディング |
Wi-Fi | デュアルバンド a/b/g/n/ac | デュアルバンド a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0LE | 5.0LE |
バッテリー持続時間 | 12時間 | 12時間 |
充電 | USB-C(5W) | USB-C(9W) |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 対応 |
本体サイズ | 202 x 137 x 9.7mm | 202 x 137 x 9.7mm |
重量 | 355g | 355g |
カラー | ブラック、ブルー、ホワイト | スレート |
価格(税込み) | 9,980円 | 11,980円 |
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