400-SP091はサンワサプライが2020年7月に税込み5,980円で発売したアクティブスピーカー。カラーはブラック。
おもにPC用途を意識した左右分離タイプで、Bluetooth、microUSB、3.5mmステレオミニの3通りの接続方法に対応。幅広い機器と接続できるので、PCに限らず、スマホ、ポータブルプレーヤー、テレビ等と接続して音楽鑑賞や映像鑑賞、ゲーム用などいろいろと使えます。
ボタンを押すだけで入力切替えができるので、複数の機器と接続しても使い勝手が良好です。接続設定がひと目でわかるLEDも前面に備えています。
外形寸法は片側90×100×168mmのコンパクトサイズ。重量は合わせて900g。左右スピーカー間のケーブル長は1.2m。
ユニット構成は1インチ径ツイーター+2インチ径フルレンジの2ウェイ・バスレフ型。バスレフポートは背面。ツイーターが下部に配置された特徴的なデザインをしています。
実用最大出力は10W(5W×2)。再生周波数帯域:100 – 20,000Hz、インピーダンス:4Ω。
Bluetooth 4.2に対応し、プロファイルはA2DP/AVRCP、コーデックはSBCに対応。
電源はUSB給電で、PCとのUSB接続の場合は、音源入力と給電を同時に行なえます。USB以外の接続の時は、PCやUSB-ACアダプタなどからUSB端子に電源を供給する必要があります。USB-ACアダプタは付属していません。
スピーカー間ケーブル(1.2m)、3.5mmステレオミニプラグ(約1.5m)、microUSBケーブル(約1.2m)などが付属。
3方式の入力に対応し、ユニットも2ウェイなど、価格を考慮するとなかなか内容が充実しています。さすがにUSB入力はハイレゾには対応していないようで、48kHz/16bitまでの対応のようです。また、Bluetoothも標準のSBCコーデックのみで、こちらもaptXやAACには対応していません。
いかにもPC周辺機器メーカーが作った、実用性重視のモデルといった印象もあり、特に悪い評判も聞きませんし、さりとてこの価格にしては驚きの高音質、というほどでもないようです。
それでも、2ウェイ化やUSBデジタル接続による一定の高音質は備えているようで、本機よりも安く、古いPC用スピーカーを使っているようなユーザーでは結構な底上げが期待できそうです。
付属ケーブルを替えることで音質向上も図れるという意見もあり、それだけのポテンシャルを持っていると言えるかもしれません。
本機で気になる点は、なんでも海外では発売されており、日本では未発売のJBL PS3300というモデルと同等品らしいこと。
デザインやスペックは同じなので、おそらく同等品で間違いないようです。
見た目は少し違っていて、JBLのほうが左右筐体のそれぞれ本体下部に「JBL」のロゴが入っていることと、ウーファーのコーンがオレンジ色に着色されています。また、サンワにはない白いカラバリもあります。
JBLのほうが見た目はよりスタイリッシュでおしゃれな感じはします。ただ、PCスピーカーには見た目で極力目立って欲しくない向きには全身黒ずくめでまさに黒子に徹するようなサンワサプライも悪くないでしょう。
どうしてもJBLが欲しい人はアリエクスプレスなどで購入できます。サンワサプライよりはいくらか高くつきますが(アクティブスピーカー+サンワサプライ)。