東芝が、4K液晶テレビの新ラインナップを一挙に発表しました。エントリークラスのC340、スタンダードクラスのM540X、ハイクラスのZ740Xの3ライン。
今回のモデルチェンジではそれほど劇的な機能や内容の変化はありませんでした。(画像エンジンがクラウドも活用するレグザエンジンCloud PROに変わっていることと、4K放送で暗い画面になることを防いでいるとしています)
そんななか、ちょっとした話題になっているのが、700ラインからの43型の廃止。今回のZ740Xは、50/55/65型の3サイズ展開で、これまでのZ730Xにはあった、43型が無くなっています!
そのため、東芝の700ラインで43型にこだわるユーザーからは、驚きと焦りの声が上がっています。
43型にこだわらないなら新型Z740Xの50型にするといった方法もありましょうが、43型を選ぶユーザーには、それ相応の理由があるでしょうから、そんなに簡単にサイズを変えることもできないでしょう。
また、同じ43型で、43Z730Xに似たような機種を探すのもなかなか大変です。
というのも、Z730Xは4Kダブルチューナーによる4K裏禄が可能なだけでなく、東芝が言うところの、タイムシフトマシンでもあり、地デジの全録レコーダーを内蔵しているからです。
現在、43型でこのような機能を内蔵したテレビは43Z730X以外には東芝にはなく、他社は全録機能すら内蔵していないので、他に選択肢のない状態です。
ですから、43型4Kテレビで、テレビ本体で完結できる4K裏禄と、タイムシフトマシンにこだわるのであれば、43Z730Xの在庫品を急いで買う必要があるかもしれません。もしかして、43型だけ、730Xシリーズの生産・販売を続ける可能性もありますが、エントリークラスにも新型の43型があるので、あまり期待はできないでしょう。
場合によっては、中古でないと43Z730Xを購入できない、そんな事態になるかもしれません。
東芝(ハイセンス)が思ったよりも、43型を買うユーザーのテレビ内蔵のタイムシフトマシンへの需要が低かった、ということなのでしょうか(4Kテレビ+東芝)?