ビックカメラは、自社オリジナルブランドより、ハイセンス製の4Kチューナー内蔵液晶テレビ「A65G」シリーズを9月17日より発売します。ラインナップと価格は75型の「75A65G」が158,000円、65型の「65A65G」が99,800円、50型の「50A65G」が69,800円、43型の「43A65G」が59,800円。
このA65Gシリーズは、全くの新製品というわけではなく、既存モデルで、ビックカメラ以外でも幅広く販売されている「A6G」シリーズ(2021年4月に発売)と同等内容です。
両シリーズの違いとしては、基本的に販路の違いと、モデル名ということになりそうです。
サイズラインナップについては、「A6G」シリーズには55型がありますが、「A65」シリーズにはありません。
テレビとしての内容・機能は「A6G」シリーズと同等です。以下に「A6G」シリーズの詳しい内容をご紹介しているので、参考にしてみてください。
4K(3,840×2,160ドット)解像度に対応した液晶テレビ。パネル方式は50型のみVA方式で、それ以外はADS方式。パネルの駆動は等速(60Hz)ながら残像感軽減処理回路の「SMR120」を搭載。
チューナーはBS/CS 4K×1基、地上/BS/110度CS×2基を搭載。
映像エンジン「NEOエンジンLite」を搭載。HDRはHDR10とHLGをサポート。「4K復元」や、「AIネット映像高画質処理」「HDR再現処理」などの4Kアップコンバート回路や高画質化回路も搭載。
音響関連には「Eilex PRISM」技術を採用。
YouTube、Netflix、Hulu、Amazon Prime Video、U-NEXT、ABEMA、dTV、Rakuten TV、Paravi、DMM.com、スカパーondemand、TSUTAYA TVの12種類のネット動画コンテンツに対応。
独自UIである「VIDAA」を搭載。GoogleアシスタントやAmazon Alexaを搭載したスマートスピーカーに対応し、テレビをハンズフリーで操作できます。
入力端子はHDMI×3系統とビデオ入力×1系統を装備。音声出力は光デジタルとヘッドフォン出力を1系統ずつ。HDMI入力は18Gbpsまでで、ARCに対応。
HDMI入力機器からの情報に連動して低遅延モードと高画質モードを自動的に切り換えるALLM(Auto Low Latency Mode)にも対応。
機能・内容面では違いはありませんが、本体色に違いがあります。「A6G」シリーズの本体色はブラックですが、「A65G」シリーズはビックカメラグループの限定カラーとして、本体色はダークグレーを採用しています。
どちらの見た目を好むかはそれぞれだと思いますが、一般的なカラーは黒であり、ダークグレーは珍しいので、なんとなくプレミアム感はあるかもしれません。
なお、ニュースサイトなどの情報を見ると、「A65」シリーズには、「A6G」シリーズには付属していないリモコン用シリコンカバーが特典として付いていることになっています。両シリーズの違いとしてはこの点も挙げられます。
両シリーズは基本的にどちらのシリーズを買っても本体カラーとわずかな付属品の違い以外、同じテレビであるということが言えるでしょう。55型を買いたいならA6Gとなりますが。
両シリーズの価格が違うなら、内容は同じなので安いほうを買いたいところですが、2021年9月17日現在の両シリーズの実売価格はA6Gのほうがいくらか安いようです。
ビックカメラ以外の店舗で、ビックカメラの価格より安いA6Gシリーズはお得ということは言えるかもしれません。ただ、ビックカメラ(や系列店)でも実際には値引きや今後の実売価格の下落があるかもしれないことも考慮したほうがいいかもしれません。
ややこしいのですが、「A6G」シリーズにはほかにも「E6G」シリーズという基本的に販路が違うだけのシリーズもあります(サイズラインナップに違いはあります)。これも内容は「A6G」シリーズと同じ、実売価格も同じくらいです。このことも念頭に入れて「A65G」シリーズを検討してみてください。