Accuphase E-270 プリメインアンプ
生産終了機器情報。「E-270」はAccuphase(アキュフェーズ)によるプリメインアンプ。2016年に税別30万円で発売されました。
2020年10月に後継機の「E-280」が税別33万円で発売されたことに伴い、生産終了、販売完了となりました。
「E-270」と後継機「E-280」を比較しての違い
「E-270」と「E-280」を比較しての違いはおおざっぱに言うと、アキュフェーズのアンプでおなじみのAAVA方式ボリュームを改善したことが一つ。AAVA回路における総電流量を従来の2倍に、また、回路のインピーダンスを1/2とすることでノイズを低減。また低雑音で高精度な薄膜抵抗を採用。こうした改善により、「E-270」よりもS/N比を1dB改善したとしています。
また、「E-280」ではダンピングファクター数値を「E-270」の400から500にアップ。スピーカーに対する制動力がアップしているとしています。
さらに、これもアキュフェーズのアンプではおなじみのオプションボード増設に新たに2スロット分対応。
上記以外の基本的な機能や性能は同等
両機の違いは基本的に上記の内容で、それ以外の機能や性能は同等です。
バイポーラ・トランジスタのパラレル・プッシュプル構成で、定格出力は8Ωで90W、4Ωで120W。
パワーアンプ部はインスツルメンテーション・アンプ構成で、信号経路をバランス伝送。カレント・フィードバック増幅回路を引き続き搭載。
ヘッドホン出力、トーンコントロール、コンペンセーター、リモコンなど豊富な機能を搭載。プリ・パワー分離使用可能。
ライン入力5系統、レコーダー入出力1系統、バランス入力1系統。スピーカー出力端子は2系統備えており、バイワイヤリング接続にも対応。
サイズは465W×151H×420Dmmで質量は20.0kg。
E-270を中古で買っても十分活躍させられるでしょう
出力や基本的なアンプ回路は変わっていませんし、もともと完成度の高いアナログアンプということもあり、E-270を中古で買っても十分に現代最新クラスのプリメインアンプとして活躍させられそうです。問題は本機の中古はまだあまりなく、価格も高い(新品価格に近いほど)ということでしょう。もっとも、中古で買っても故障などの修理はアキュフェーズは万全ですので、高く買ったとしても長期間に渡る安心感は他のメーカーとは違うでしょう(プリメインアンプ+Accuphase)。
E-270のレビュー情報
https://review.kakaku.com/review/K0000924414/
http://www.stereosound.co.jp/review/article/2017/06/28/58043.html
https://tsubaki002.hamazo.tv/e8000593.html
https://syuuchan20190315gb.blog.fc2.com/blog-entry-458.html
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