エーイーティー(AET)は、スピーカーケーブル用スタビライザー「TSD-AMA」を10月2日に発売しました。価格は¥84,000(2個セット・税抜)。
既存のスピーカーケーブルとアンプ間に接続することで表面積と断面積を拡大し、音質を高めるというオーディオアクセサリー製品。専用チューニングのアコースティックコンディショナーでケーブルの抵抗値を制御し、高い解像度と力強さを獲得しているというのが音質面でのアピール点です。
導体には国産無酸素銅、ターミナルには銅合金を採用。表面処理には硬質金を採用と、素材も高品位。適合ケーブルは4.5mmまでで、Y端子/バナナ端子の2タイプを用意。
すでに発売済みの同社製ケーブル-スピーカー間用スタビライザー「TSD-SPA」と併せて使えば、さらなる効果を発揮するとしています。
玉石混交、百鬼夜行、跳梁跋扈のオーディオアクセサリー業界に期待の?新製品です。
オーディオ愛好家でも、すぐにはどういうことなのかはわかりかねる内容に思えます。まして、オーディオに興味のない人にとっては、ほとんど意味不明でしょう。
オーディオアクセサリーのこともわかっているオーディオ愛好家からすると、それなら最初から高級なスピーカーケーブルを買えばいいのでは、という意見も出ています。
しかし、AETは、手頃な価格から多くのオーディオアクセサリーを販売しており、多くの製品が高い評価を受けている確固たるポジションを確立しているメーカーです。
本製品も、聴感上では効果(というか変化)があるのは確かなのでしょう。
既発売のケーブル-スピーカー間用スタビライザー「TSD-SPA」という、これまた不思議に思う人がいそうな製品もあるので、その効果(変化)が市場で受け入れられたという実績もあっての新製品でしょうし。
「TSD-SPA」を購入した人はこの「TSD-AMA」も購入するのでしょうか。実際、メーカーも併用をすすめていますし。この2つはそれぞれ、接続する機器を逆にしても(「TSD-SPA」にアンプ、「TSD-AMA」にスピーカー)使えてしまうと思いますが、その場合、メーカーが想定した効果にはならないのでしょうね?