2020年3月に発売されたAKGのBluetoothヘッドホン「Y400 WIRELESS」。
発売時の実売価格は17,000円でしたが、2021年3月の「Amazon新生活セール」にて税込み7,000円を切って販売されています。どうやらこれがこれまでの最安値となるようです。2021年3月時点での通常の実売価格は税込み11,000円程度。
ブランド力のあるAKGのヘッドホンなだけに、とくに音質・品質には問題はないでしょう。ただ、サムスン傘下になってから、新モデルの開発があまり行われず、行われたとしてもカジュアルなライト的なモデルばかりなのはさみしいところ。また、既存モデルの安売りも目につきます。
本機もそんなAKGの既存モデルの安売りの流れのなかにあるようにも見えます。
「Y400 WIRELESS」オンイヤー密閉型のヘッドホンで、Bluetoothワイヤレスに加えて有線接続も可能。Bluetoothのバージョンが5.0、対応コーデックがSBC、AACをサポート。本体の重量は約170g。小さく折りたためるコンパクト設計。
ユニットは36mm径。再生周波数帯域は20Hz~20kHz、インピーダンスは32Ω。
再生時間は20時間。10分の充電で約2時間使用できる急速充電も可能。
周囲の音を聞けるアンビエントアウェア機能、トークスルー機能を搭載。
音楽再生中に頭から外すと、自動で再生を一時停止。再び装着すると自動で再生を開始する機能を搭載。ボタンを使って再生開始の操作をする必要がありません。
端末連携機能で同時に最大2台の機器とBluetooth接続が可能。片方で音楽再生中に、もう1台のスマホで電話着信を受けることができます。
ブラック、ピンク、グリーン、ブルー、ローズゴールドとカラバリも豊富。
音質についてはさすがAKGのヘッドホンということで、実売1万円だとしても満足度の高いものということでよさそうです。フラットよりは低音が強いようですが、情報量や質感は良好なようです。
側圧は強めで、装着感がきついと思う向きもありそうです。側圧の強さと関係がありますが、オンイヤー型にしては遮音性は高いようです。
ヘッドホンの着脱による自動停止・再生と、操作が確実な物理ボタンの組み合わせによって、使い勝手は良好なようです。
音楽再生用には特に問題がないどころか高い実力を備えたハイコスパ機と言えるようですが、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載していないことでやや存在感が薄いのかもしれません。