その存在が公式ツイッターで匂わせられていた、ambie(アンビー)初の完全ワイヤレスイヤホンがついに正式発表されました。
モデル名は「TW-01」、発売は8月下旬以降で、価格は税込み15,000円。カラーはホワイト、ブラックの2色。6月10日から予約受付を開始しました。
数量限定カラーも順次発売予定。第1弾としてCloud Grayを限定数量1,000台で7月1日正午より予約販売するとしています。
ambieのearcuffsシリーズは、イヤカフのように装着することで、耳を塞ぐことなく周囲の音や声を聞き取りながら音楽が聴けるイヤホン。骨伝導ヘッドホンでも同じようなことができますが、ambieは違います。
ドライバーからの音を、長い音導管で耳穴の近くまで届けながら、カナル型のように耳穴を塞がない方式。このため、骨伝導のような締め付け感や違和感がありません。
ambieはソニーが関係しているベンチャー企業で、ソニーの高感度ドライバーユニットを使用しています。第1弾の有線モデルに続いて、第2弾はネックバンド型のBluetoothイヤホンタイプ、そして、今回、ついに完全ワイヤレスイヤホンタイプの登場となりました。
耳に挟んで使うイヤカフ型はそのままに完全ワイヤレス化。重量片耳4.2gの小型軽量で、装着感を追求したデザインを採用しているとしています。
Bluetoothチップには「QCC3040」を採用。Bluetooth 5.2準拠で、プロファイルはA2DP/AVRCP/HFP/HSPをサポート。コーデックはSBC、AACに対応するほか、その他のコーデックも追加対応中としています。ペアリング設定やバッテリー残量などをわかりやすく表示する専用アプリも準備中。iOS/Androidでリリース予定としています。
操作系は物理スイッチ式。IPX5相当の防水対応。
連続再生時間は約6時間。ケースの重量は約25g。USB-Cケーブルなどが付属。
耳穴を塞がずに音楽が聴けるうえ、骨伝導にはない装着感のよさという2つの大きなメリットが身上のambieのearcuffsシリーズ。そのため、一般的なイヤホンとしてみると、内容の割に価格が高めと感じられるかもしれません。それでいて、再生音質も一般的な耳穴を塞ぐタイプよりは情報量やレンジ感などに弱点もあります。
ambieのearcuffsシリーズはこうした長所も短所もわかったうえで使うイヤホンと言えるでしょう。
それでも、本機はBluetoothチップには最新の高性能な「QCC3040」を採用しており、しかも、その他のコーデックも追加対応中としているのは注目できます。
「QCC3040」はハイレゾ相当伝送が可能なaptX apaptiveにも対応できるチップなので、本機でも対応してくれれば面白いのですが。
いずれにしてもオンリーワンのイヤホンであり、発売前から注目を集め続けると思います。