TTR(株)は、同社が取り扱うArtioブランドのイヤホン「CR-S1」を12月19日より発売しました。価格は5,400円(税抜)。
独自の特許技術による立体的な音響表現を、より手軽かつ快適な装着感で実現したというイヤホン。
頭の中に音が固まって聴こえがちなイヤホンの欠点を軽減し、まるでスピーカーから音が聴こえているように感じさせる「WARP(Wide Area ReProduction)システム」、耳の穴が塞がるために特定音域(具体的には6kHz)が共鳴し、耳障りな音が発生するカナル型イヤホン特有の現象を抑制する「SkIS(Six kilohertz Intercept System)」という2つの特許技術を搭載。
この2つの技術を搭載したArtioブランドのイヤホンはすでに2019年11月22日発売の「CR-V1」と「CR-M1」があり、それぞれCR-V1が39,930円前後(税込)、CR-M1が14,850円前後(税込)と高額でしたが、今回、一気に低価格化。
また、従来よりも軽量で耳にフィットしやすい新設計の樹脂製ハウジングを採用し、独自の立体的な音響表現をより手軽かつ快適な装着感で楽しめるとしているのもポイントです。なお、「CR-V1」はチタン合金、「CR-M1」はアルミ合金ボディでした。質量は約14.6g(ケーブル含む)。
ドライバーユニットは10mmのダイナミック型を搭載。これは従来と口径は同じ。再生周波数帯域は20Hz~20kHz、公称ユニットインピーダンスは32Ω、出力音圧レベルは107dB SPL/mW。最大入力は200mW。再生周波数帯域は上位と同じ。音圧レベルは上位よりも高くなっており、リーズナブルな再生機器でも鳴らしやすいように配慮されています。
上位ではケーブル着脱ができましたが、本機はケーブル直出し。導体はOFC、プラグはL字型の3.5mmステレオミニ、長さは約1.2m。
イヤーピースとしてfinal Type-Eイヤーピース3サイズ(L/M/S)が付属。このイヤーピースは従来と同じ。上位モデルに付属していたイヤーフック、専用キャリングケースは付属していません。
「CR-V1」と「CR-M1」もともに、特に「WARP」による頭内定位の低減効果の高さにより、高い評価を受けていました。一方で、もっと手頃な普及価格帯のモデルも待望されていました。それが「CR-V1」と「CR-M1」登場から1年を経て実現。
上位で達成されている効果をこの価格でうまく引き継げているのであれば、魅力度は高そうです。
ところで、イヤホンで再現できる音場空間が広いという点をアピールしていることにより、ゲーミング用途に最適と謳うイヤホン「VR3000」が、finalブランドから発売されており、本機「CR-S1」と比較しようという向きもあります。
「CR-S1」の場合はゲーミングではなく、音楽のライブ録音や、ASMRの鑑賞用に適していると謳っており、「VR3000」とは少し方向性が異なるようです。
イヤホンではたとえば、クラシック音楽のホール録音の再現性は、価格の上下に関わらず難しいと言われているだけに、そのあたりの表現力の高さをこの価格で備えているのだとすれば、音の情報量だとか質感とは別に、独自の価値によるポジションを確立できそうですが。
手頃な価格だけあって、発売前から試聴感想や発売後の購入者の感想などはそれなりにネット上に上がってきています。
やはり、広い音場空間再現性に価値を見出せるのは確かなようですが、一方で、音質だけを見ると微妙という意見もあり、普通のイヤホンの延長でとらえると難しいようです。
イヤホンはこれ一本、というのに本機を選ぶよりも、独特な音を楽しむ用のイヤホンと言えるのではないでしょうか。そういう点ではイヤホン初心者向けではなく、イヤホンを何本もすでに所有しているユーザー向けでしょうか。
Artio CR-S1 購入者などのレビュー・感想(ツイッター)
\?いよいよ本日登場?/
Artio待望の新モデル『CR-S1』が本日より発売となりました?
配信ライブの鑑賞やASMRの視聴にさらなる没入体験を『CR-S1』がみなさんの耳元へお届けします!
お買い上げの方はぜひ… https://t.co/va2OQydvlU
@e_earphoneさんから #Artio CR-S1 届いた
WARPシステムは付けてすぐでは「それほどでも?」と思ったけどところどころの細かい音がイヤホンの外から鳴ってる様に感じるという不思議な感覚
面白い https://t.co/1EcOkpRrS5
eイヤホンでポチッとしてたArtio CR-S1がとどいてた。大橋彩香の冊子とともに(何 #Artio https://t.co/lS6MIbWWka
Artio CR-S1買った人は騙されたと思ってモンハンの英雄の証を聴いてみたら良いと思うよ。 #Artio https://t.co/Z4HkjNrs2O
CR-S1はどうなんだろうか とりあえずで買ってもいい値段だけど
CR-S1普通に下出しで装着できるのかいいなこれ
CR-S1を購入。どんな音源でも音場がやたらと広くなる新感覚おもしろイヤホン。音が遠い&ウォームよりのため聞き疲れしにくい。寝ホンとしてなかなか良いかもしれない。
Artio CR-S1とゆうかArtio製品は耳をリセットしてから他のイヤホンに浮気せずに使い続けないと良さがわかりにくい気がする(個人的見解)。CU1の時がそうだった。 #Artio
CR-S1届いた、装着感も音もとても良いので6000円で買えるには上等だと思う
CR-M1/V1の装着感の個人差がかなり改善されてるのでは https://t.co/zrClGRmCaH
素直にCR-S1はおすすめする
CR-S1届いたー∩(・ω・)∩
装着感ばっちり、そして軽い。音の鳴り方が独特なので音楽を聞くのが少しだけ楽しくなるイヤホン。
ちなみにCR-M1と比較すると音は少し軽かったです。 https://t.co/tUtSjPDkzb
CR-S1のが好きかも
それにしてもM1でかいな https://t.co/Hd1Il57p4N