※当サイトはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイト、Yahoo!ショッピングなどの各種アフィリエイトプログラムに参加しています。記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が当サイトに還元されます。
※当サイトはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイト、Yahoo!ショッピングなどの各種アフィリエイトプログラムに参加しています。記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が当サイトに還元されます。

ASUS ROG Delta S 世界初のMQA対応ヘッドホン!

ヘッドセット

ASUS 「Delta S」ゲーミングヘッドセット新モデル

台湾のASUS(エイスース)が、ゲーミングヘッドセットの新モデル「ROG Delta S」を本国で発表しました。現時点で価格や発売日は明らかになっていません。

ゲーミングキーボード「ROG trix Scope RX」、ゲーミングマウス「ROG Keris Wireless」、ゲーミングマウスパッド「ROG Scabbard II」とともに発表されたもので、まさに、同ブランドの最新ゲーミングデバイスのひとつとして発表されました。

「ROG Delta S」の最大の特徴は世界初のMQA再生対応ヘッドホンであること

しかし、というか、たいへん意外なことに、「ROG Delta S」の最大の特徴は、なんと世界初のMQA再生対応ヘッドホンであること。MQAはハイレゾ相当の音源を小容量のデータで実現できる技術で、ダウンロード販売、ストリーミング、さらにはMQA-CDといったメディアで使われています。

MQAはまさに、オーディオ業界の技術であり、この再生に対応した世界初のヘッドホンを、ASUSのゲーミングデバイスが実現するとはやはり意外です。

MQAレンダラー機能を搭載

具体的には、「ROG Delta S」にMQAレンダラー機能を搭載させることで、MQAの2段階目の展開を行って、ハイレゾ再生を行います。

この場合、「ROG Delta S」にはMQAの1段階目のデコードである、コアでコード済みの信号を入力する必要があります。

ですので、現時点でMQAストリーミングに対応しているTIDALかXiami Musicのストリーミングアプリ、もしくはAudirvanaかRoonなどのメディアプレーヤーでコアデコードされたダウンロード音源やMQA-CDからのリッピングデータを本機に送り込む必要があることに留意してください。

まだ詳細は発表されていませんが、MQAデコードのために、本機はUSB入力を搭載しているものと思われます。また、DACチップにESS社のES9281を採用していることも明らかになっています。

そもそも、本機にはベースモデルと思われる「ROG Delta」があり、すでにUSB入力によるハイレゾ再生に対応していましたから、「ROG Delta」にMQAレンダラー機能を追加した、という感じでしょうか。なお、「Delta」はUSB入力専用です。

ゲーミングユーザーにMQAを浸透させようということでしょうか?

ASUSに限らず、ゲーミングヘッドセットで音楽も聴く人は少なくないとは思いますが、MQAコンテンツを積極的に聴くかは疑問というか、よくわかりません。

ただ、本来のMQAユーザーとして期待されるはずの、ハイレゾオーディオ愛好家の間での広がりが鈍いために、ユーザーを広げるための方策として、ハイレゾオーディオの愛好家よりも全体の人数ははるかに多いであろうゲーミングユーザーにMQAを浸透させようということでしょうか?

本機の登場について、MQA自体も大きく取り上げていることからも窺えるような気がします。

ページが見つかりませんでした | MV情報館

オーディオメーカーによる追随も期待

MQAについては、オーディオ業界においても着実に再生可能機器は増えています。ただ、最新のSACDプレーヤー兼ネットワークオーディオプレーヤーである、マランツのSACD 30nでは非対応など、いまひとつ、業界全体でMQAを推進していけるか、いまだに足踏みしている感じです。

MQA対応ヘッドホンの世界初についても、本来ならどこかオーディオメーカーが取り組むべきだったと思います。ただ、USB入力対応のヘッドホンすら珍しいだけに、どこのオーディオメーカーが、というのを想像するのも難しい状況です。たしかに、多機能で対応入力も多いゲーミングブランドのほうがMQA対応は相応しいのかもしれません。

それでも、ヘッドホンでのMQA再生の第一歩が記された以上、オーディオメーカーによる追随は期待します(ゲーミングヘッドセット+ASUS)。

コメント