世界初のHDMI2.1搭載4K32型液晶ゲーミングモニターとして発売されたASUSの「ROG Swift PG32UQ」。2021年11月26日に、税込み実売価格131,220円で発売。
1mm秒の動画応答時間(MPRT)とする144Hz駆動対応のIPSパネルを採用。量子ドットも採用。解像度3840×2160ドット。ローカルディミングも採用。視野角が上下度/左右ともに178度。表面処理はノングレア。
コントラスト比は通常1000:1。表示色数が10億7,370万色。色再現性能は、sRGBカバー率160%、DCI-P3カバー率98%を実現しており、色精度についてもDelta E<2 を保証するよう工場で事前に調整されているとしています。
HDR表示にも対応しており、標準輝度は450nit(cd/m^2)、最大輝度は600nit(cd/m^2)、で、VESAがPCモニター向けに展開している輝度認証のVESA DisplayHDR 600を取得。
NVIDIA G-SYNC、及びFreeSync Premium Pro対応。G-Sync Compatible認証も取得。
可変オーバードライブ(Variable Overdrive)に対応しているのも特徴。可変オーバードライブの補正強度は5段階で調整できます。可変リフレッシュレート同期機能G-Sync Compatibleと併用可能なASUS独自機能「Extreme Low Motion Blur (ELMB) Sync」にも対応。ELMBによって、動きの速い物体をより鮮明に映し出すことができます。
眼精疲労の原因となる画面のチラつきを抑えるフリッカーフリー機能、ブルーライトを抑えるブルーライト軽減機能も搭載。
2つのビデオ入力を画面上に同時に表示する「PIP/PBP」にも対応。
4K144Hz映像をサポートできるHDMI2.1端子を2系統備えています。高解像度な映像信号を高速伝送できる圧縮伝送(DSC)技術にも対応。これにより、DisplayPort1.4接続を利用し、最大4K/155Hzの映像をサポートできます。
端子類は、HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4、USB 3.0×2、イヤフォンジャックなど。5W+5W出力の内蔵スピーカーも備えています。
本体サイズは728.18×292.56×551.83mm(同)、重量は9.7kg。
付属モニタースタンドは上下チルト、左右首振りスイーベル、昇降高さ調整に対応。90度回転ピボットにも対応。チルト角は上20度から下5度、スイーベル角は左右40度、高さ調整は最大100mmの範囲で調節可能。100mm x 100mmのVESAマウントにも対応。
HDMIケーブルとDisplayPortケーブル、USB 3.0アップストリーム対応ケーブル、VESAマウントホールを延長するスクリューネジ、ステッカーが付属。
HDMI2.1搭載4K144Hz対応32型液晶ゲーミングモニターの競合機
2022年3月までに、MSI MPG321UR-QD、GIGABYTE M32U、BenQ EX3210U、Dell G3223Qといった、HDMI2.1搭載4K144Hz対応32型液晶ゲーミングモニターの競合機が現れています。とくにDell G3223Qは発売時の直販特価価格が7万円を切るという低価格で話題になりました。
BenQ EX3210UとGIGABYTE M32Uについてはこちら
Dell G3223Qについてはこちらでご紹介しています。
本機は競合機に比べて、量子ドットの採用や、NVIDIA G-SYNC、FreeSync Premium Pro両対応、PIP/PBP対応などがアドバンテージになる場合があるようです。
ネット上のユーザーレビューはいくつかありますが、ある程度マニア向けの製品ということもあり、非常に詳細なレビュー記事も見つかります。画質や応答性がどうとかだけでなく、詳細な使い方、OSD操作・設定などが画像付きで解説されており、これから買おうという人で、自分の使い方に合っているかが詳しく検討できそうです。