ASUSは、31.5型の4K/HDR対応モニター「VA32UQ」を3月27日より発売します。オープン価格で実売価格は税込み5.2万円程度。
3840×2160ドットの4K解像度に対応。明暗差をダイナミックに表現できるHDR規格はHDR10に対応するほか、デジタルシネマの色域規格「DCI-P3」を95%カバー。
パネルはVAタイプ。視野角は178°を確保。色深度は10bitで、輝度は310cd/m2。ネイティブコントラストは3,000:1。応答速度は4ms(G to G)。139 PPI。表面はノングレア仕様。
独自のアイケア機能搭載も特徴。「ブルーライト軽減機能」や、LEDバックライトによるフリッカー(チラつき)を抑える「フリッカーフリー技術」を採用。
また、可変リフレッシュレート同期機能である、Adaptive Sync/FreeSyncに対応。遅延やモーションブラーを軽減。映画視聴用の「ASUS Cinema HDR」、ゲームプレイ用の「ASUS Gaming HDR」モードを搭載し、視聴映像に最適なHDR設定を複数のモードから選択できるのもポイント。さらに、ブルーライト軽減やフリッカー低減機能を搭載。ピクチャー・バイ・ピクチャー、ピクチャ・イン・ピクチャ対応。
暗い部分をはっきりとさせることでゲーム画面全体の表示を改善し、暗い場所に隠れている敵を見つけやすくする「Shadow Boostテクノロジー」も搭載。
入力はHDMI×2、Display Port×1。スピーカーは2W×2ch。ヘッドホン出力。スタンドは上下-5~+10度のチルトが行なえます。
消費電力は37W。スタンド含む外形寸法は729.7×175.57×495mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約6.6kg。HDMIケーブルなどが付属。
32インチクラスの4Kモニター。ゲームプレイ用の機能が目立ちますが、リフレッシュレートは最大60Hz対応ですので、FPSゲームなどでの使用ではスペックについて留意しましょう。
32インチの4Kテレビはいまだにないことから、外付け4Kチューナーを接続して本機を32型4Kテレビのように使おうと思っている場合は、HDRが標準のHDR10のみにしか対応していないことに注意してください。HLGやドルビービジョンに対応していないのはしょうがないところでしょう。
目の疲れや肩こりの原因になるといわれているブルーライトと、目に負担をかけて疲労の原因になるといわれているLEDバックライトによるフリッカー(チラつき)を抑えられるのは、テレビ用にしろPC用にしろ、長時間使う人にとっては有用でしょう。
本来の用途であるPC用モニターとしては、Thunderboltに対応していないことは残念。
PCモニター用、あるいは4Kテレビの代わりのモニター用としてはやや中途半端な面も見られますが、価格を考えるとこんなところでしょうか(4Kモニター+ASUS)。