ディ—アンドエムホールディングスは、audioquest(オーディオクエスト)ブランドのケーブルスタビライザー「Fog/Lifters」を1月下旬より発売します。価格は8本入りで17,000円。
ACケーブルやオーディオケーブルへ影響を与えるという床からの高周波ノイズに対処し、オリジナルのオーディオ信号を保つという原理を謳うケーブルスタビライザー。
ケーブル保持部分はテグス、本体はプラスチック素材を採用。外形寸法は約140×140×150mm(幅×奥行き×高さ)。
オーディオクエストによると、オーディオ機器の音質に悪影響を及ぼすおそれのある高周波ノイズは、よりエネルギーの少ない部分に移動しようとする性格があるとのこと。そのため、カーペットなど誘電率の高いものに電荷がたまり、それがケーブルの被覆などに移行してしまうことで音質が劣化するのだそうです。
「Fog/Lifters」は床からケーブルを浮かせて距離を取ることで、この影響を避けるという趣旨のようです。
床からケーブルを浮かせたほうが音がよくなるという考え方は以前からオーディオ業界にはあり、実際にいくつものメーカーからケーブルスタビライザーが出ています。
他のメーカーの製品は必ずしもオーディオクエストと考えが同じではなく、床にケーブルを置くことで生じるケーブル自体の振動による音質への悪影響を防止するという考えに基づくものもあります。
さて、正直、オーディオアクセサリーとして、オーディオ愛好家からするとそれほど珍しいものではなく、原理の話も驚くようなものでもないのですが、この製品の新発売ニュースが2ch(5ch)で取り上げられたため、一般的な人たちに驚きと嘲笑を持って扱われてしまっています。
2chで取り上げられると、何事もふざけたネタとなりやすい面もありますが、一般人の感覚からすれば、やはり少しおかしいと思われても仕方のない製品(ジャンル)であることを、我々?オーディオ愛好家は自戒の念とともに思い出すべきでしょうか?