Bose(ボーズ)は、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能搭載のBluetoothワイヤレスヘッドホンQuietComfort 45(QC45)を2021年10月28日に発売しました。オープン価格で税込みの実売価格は4万円程度です。
従来モデルQuietComfort 35 II(QC35 II)(現在の税込み実売価格3.7万円程度)の後継機。
QC45の内容・特徴をQC35 IIと比較しての違いも交えながらご紹介。
新アクティブノイキャンシステムと電子回路パッケージよって実現したという、Quietモード/Awareモードの2種類のアクティブノイズキャンセリングモードを搭載。
QC35 IIと比較して、基本的なANC性能が高くなっていることをうかがわせる内容となっています。
Quietモード(ANC機能、いわゆるノイズキャンセリングモードに相当)では通勤電車やカフェなどで生じやすい中音域のノイズを検知・測定して打ち消すことで、臨場感あふれるクリアなサウンドで楽しめるようになるとしています。
また、QC35 IIには搭載していなかった、いわゆる外音取り込みモードが「Awareモード」として追加されています。
QC45のAwareモードではフルトランスペアレンシー状態へと切り替わり、装着したままでも周囲の全ての音がはっきり自然に聞こえるとしています。
Bluetoothはバージョン5.1、2台までのマルチポイントに対応。複数台のマルチペアリングにも対応。対応コーデックはSBCとAACと推測されます(Boseは以前から対応コーデックを公開していませんが、各種情報からSBCとAACに対応しているのがBose製品では一般的ゆえ)このあたりの基本的な内容は従来同様と考えられます。
なお、QC35 IIでは対応していたNFCに、QC45は対応していません。
右イヤーカップに4つのボタン、左イヤーカップに1つのボタンを搭載。これらの物理ボタンにより操作を行います。
ノイズキャンセリング機能を通話や音声コマンドにも活用した「ボイスピックアップ」機能を新搭載。ビームフォーミングアレイがユーザーの声を分離・認識し、同時にリジェクションアレイが周囲の雑音を抑制・遮断することで、クリアな通話や正確な音声アシスタントへのコマンド入力が可能になったとしています。
ヘッドホンとしての基本は、以前から詳しく公開されていないメーカーですので、はっきりしないところもありますが、おそらく使用ドライバーなどの基本構成に変化はないものと推測されます。
独自のTriPortテクノロジーを搭載し、原音忠実で深みのあるリッチなサウンドを実現。さらに、アクティブEQ機能を備え、音量に合わせて音質を最適化するという、これまでのBoseのヘッドホンに共通している特徴を本機も備えています。
デザインは、シリーズのアイコニックな外観をベースにQC35 IIからアップデート。イヤークッション部のプリーツを排し、コンポーネント間の継ぎ目や接合部は滑らかに仕上げ、よりスタイリッシュな外観にまとめています。要は、少し昔のヘッドホンのように見えやすい、イヤーパッドの縁のしわしわがなくなったということです。ヘッドホン全体のデザインとしてはあまり変わっておらず、従来のデザインの完成度の高さを維持しています。
快適性・安定性も継承しながら、高耐久性と軽量を実現と謳っています。本体重量は約240gと変わっていません。
本体カラーのバリエーションはブラック系とホワイト系の2色というのも従来同様。
各種設定や機能をカスタマイズできる専用アプリが Bose ConnectからBose Musicに変更。
BOSE SimpleSync技術により、対応同社製サウンドバーとペアリングした連携に対応したのも新機能です。
連続再生時間は最大24時間。QC35 IIでは20時間でしたので、スタミナはアップ。
満充電までの時間は2.5時間とQC35 IIの2時間から若干伸びています。
充電はUSB端子でとなりますが、これはQC35 IIのMicro USBからUSB-Cに変更になっており、使いやすさが向上しています。
15分の充電で3時間の再生が可能なクイックチャージにも対応。この急速充電機能はQC35 IIでも搭載されていましたが、15分充電で2時間再生でしたので、スペックアップしています。