Boseのアクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載型のワイヤレスヘッドホンと、完全ワイヤレスイヤホンの新モデルの情報が、海外メディアのMySmartPriceやDealabsが伝えたというニュースが、国内サイトで報じられています。
ヘッドホン・Bose QuietComfort Ultraと、完全ワイヤレスイヤホン・Bose QuietComfort Ultra Earbudsの2つ。
Bose QuietComfort Ultra/Ultra Earbudsがリークhttps://t.co/HxaJkre0WM
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Bose QuietComfort Ultra Earbuds: Pricing, specifications and release date leak for new premium earbuds https://t.co/vmYwZACu3P pic.twitter.com/xeH928ygwY
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ここでは、完全ワイヤレスイヤホン・Bose QuietComfort Ultra Earbudsについて取り上げます。
Boseのアクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載型の完全ワイヤレスイヤホン現行機は、QuietComfort Earbuds II。Bose QuietComfort Ultra Earbudsなる新モデルは、その後継機と目されます。
あくまでリーク情報ですが、注目点はいくつかあります。
予想販売価格は、349.95ユーロ(約55,700円)
アクティブノイズキャンセリング性能が向上
イマーシブオーディオと、空間オーディオに対応
Snapdragon Sound認証(aptX Lossless対応と推測)
Bluetooth 5.3に対応(LE Audio対応か?)
マルチポイント
単体で最大6時間のバッテリー駆動
Bose QuietComfort Earbuds Ⅱから50%軽量化し、片側3グラムになる
どれも最新の完全ワイヤレスイヤホンとして興味深い内容ばかりです。
Boseはもともと、ANC性能に関しては、業界最高峰と評価されており、現行のQuietComfort Earbuds IIでもAppleだけでなく、SONYも超えていると言われています。SONYも業界最高峰を目指すべく、最新機・WF-1000XM5を、この9月1日に発売しますが、Bose QuietComfort Ultra EarbudsがWF-1000XM5を超えるANC性能を実現していてもおかしくありません。ANC性能で完全ワイヤレスイヤホンを選ぶならやはりBoseという図式が今後も続くのでしょうか?
Bose QuietComfort Earbuds Ⅱはいわゆる空間オーディオには対応しておらず、このあたりがAppleやSONYにおいて、サウンド面で後塵を拝している部分だったのですが、QuietComfort Ultra Earbudsで空間オーディオに対応するのであれば、音質面での弱点のひとつが払拭されます。
Snapdragon Sound認証は、それほど驚きではありません。Boseは従来、高音質コーデックには消極的でしたが、現行のQuietComfort Earbuds IIで、高音質コーデックとしてはかなり先進的なaptX Losslessにアップデート対応すると予告しており、aptX系限定ではありますが、高音質コーデックへの取り組みを始めたからです。
ですから、Bluetooth 5.3に対応していれば可能なLE Audio対応も期待できそうです。
マルチポイント対応も朗報。現行のQuietComfort Earbuds IIではマルチポイントに対応しておらず、ライバルの大手メーカーも続々とマルチポイントに対応しているなか、これもBoseの機能面での弱点だったからです。
重量が現行機の半分となる片側3gという情報も大変驚きで、本当ならば、これだけの機能性と性能からは信じられない軽さです。ただ、あまりにも非現実的な数値であり、これは何かの解釈間違いの可能性があるのではないかと、日本国内のネット上の一般ユーザーの声が上がっています。
価格は約55,700円というのであれば、大手メーカー製の完全ワイヤレスイヤホンとしてはかなり高いところ。DENONやHiFiMANなどのメーカーが5万円以上のモデルを出してはいますが、Apple、SONY、ゼンハイザー、Panasonicといった大手のメーカーではここまでの価格のモデルは出しておらず、幅広いライトユーザー層がターゲットとなる大手メーカーとして、この価格でいくら性能が良くても勝負できるのか気になるところです。
いずれにしても、リーク情報が本当なら、大変興味深い製品が登場することは間違いありません。
9月中旬に海外発表されました。299ドルで10月海外発売。日本ではまだ発表されていません。
「世界クラスのノイズキャンセリング」という予想された内容に加え、頭内定位を解消し、音を空間的に再現するという独自の「Bose Immersive Audio」機能を搭載し、いわゆる「空間オーディオ」対応を果たしました。再生する音源やデバイスに関係なく「空間オーディオ」を楽しめるとのこと。コーデックはaptX Adaptiveサポートと発表。
国内での正式発表も待たれます。