ボーズ(Bose)は、ワンバータイプのサウンドバーの新モデル「Bose Smart Ultra Soundbar」を2023年9月に発売。直販サイトでの価格は132,000円。カラーはブラックとアークティックホワイト。
従来モデル「Smart Soundbar 900」の後継機。
「Bose Smart Ultra Soundbar」の内容・特徴を、従来モデル「Smart Soundbar 900」と比較しての違いを交えてご紹介。
両機の機能上の違いはSmart Ultra Soundbarのみ新機能のAIダイアログモードを搭載していること、今後の機能アップデートの予定の有無。そのほかの機能・スペックは同等です。
Bose Smart Ultra Soundbarは、新機能のAIダイアログモードを搭載しています。
AIダイアログモードは、サウンドパフォーマンスを最適化するためにセリフの周波数を強調し、背景音や効果音の音量を適切に調整します。これによって、映画のセリフがはっきりと聞こえ、臨場感ある映画鑑賞が可能となります。
AIダイアログモードの利用は簡単で、ボイスアシスタントやリモコンから簡単に操作することができます。セリフを強調することで、映画やドラマのストーリーをより理解しやすくするだけでなく、音楽やゲームのサウンドもより豊かに楽しむことができます。
ボーズのSmart Ultra Soundbarは、AIダイアログモードを搭載したことによって、映画鑑賞やテレビ視聴をより一層楽しむことができます。この機能を活用することで、家庭内で臨場感のある映画体験を実現することができます。
Bose Smart Ultra Soundbarには今後さまざまなアップデートが予定されているとのこと。具体内容は明かされていませんが、アップデートを図るために今回モデルチェンジが行われたということです。
発売時点での両機の機能の違いはAIダイアログモードの有無だけですが、今後、Smart Ultra Soundbarのみに新機能が追加されると思われます。
BOSEは新型フラッグシップサウンドバーとして、Bose Smart Ultra SoundbarをSmart Soundbar 900の後継機として発売しました。ここでは、両製品に共通する内容について紹介します。
Bose Smart Ultra SoundbarとSmart Soundbar 900は、Dolby Atmosに対応しており、臨場感のある3Dサウンドを体験することができます。さらに、ドルビーデジタル、ドルビーTrueHD、ドルビーデジタルプラスといったさまざまなサラウンドフォーマットにも対応しており、映画や音楽など、さまざまなコンテンツを最適なサウンドで楽しむことができます。DTS系には対応していません。
Bose Smart Ultra SoundbarとSmart Soundbar 900には、アップファイアリングダイポールトランスデューサーが搭載されています。これにより、天井や壁面から音を反射させることで、より広がりのあるサウンドを実現します。部屋中に立体的な音響空間を効果的に広げることができます。
両製品にはPhaseGuideテクノロジーが採用されています。PhaseGuideテクノロジーは、側面のポートから発生する音を誘導し、リアスピーカーやサブウーファーを使用せずに広がりのあるサウンドを再現する技術です。これにより、迫力のある音場を実現することができます。
両製品には、「ADAPTiQ」という音場補正機能が搭載されています。ADAPTiQは、部屋の音響特性を測定し、サウンドを最適化する機能です。マイクを使って部屋の特性を測定し、その結果に基づいてサウンドの設定を自動的に調整します(スマホアプリ使用)。部屋の形状や家具の配置による影響を最小限に抑え、最適な音質を実現します。
両製品は、Amazon AlexaとGoogleアシスタントに対応しています。音声アシスタントを通じて、本機での音楽の再生や音量の調節、その他の操作を簡単に行うことができます。常に最新の情報やニュースにアクセスすることも可能です。音声操作により、より便利なサウンド体験を享受することができます。
また、Alexaを使ってテレビやケーブルTV・衛星放送のチューナーなどをコントロールすることもできます。
Bose Smart Ultra SoundbarとSmart Soundbar 900は、Bose SimpleSyncテクノロジーにも対応しています。SimpleSyncを使用すると、Boseの他のスマートスピーカーやヘッドホンと連携させることができます。複数のデバイスを同期させることで、さらなる音響体験を楽しむことができます。
スマホアプリ「Bose アプリ」に対応。両製品のセットアップは非常に簡単で、数分で完了することができます。各製品には操作が簡単なリモコンが付属し、設定や調整も直感的に行えます。また、Wi-FiやBluetoothにも対応しており、さまざまなデバイスとの接続もスムーズに行えます。
Bose Smart Ultra SoundbarとSmart Soundbar 900には、さまざまな入出力端子が搭載されています。例えば、HDMI(eARC)や光デジタル音声入力、USBポートなどがあります。このため、さまざまなデバイスとの接続が容易に行えます。また、Wi-FiやBluetoothにも対応しており、ワイヤレス接続による便利な操作も可能です。AirPlay 2、Spotify Connect、Chromecastにも対応。
外形寸法は104.5×10.7×5.8cm(幅×奥行き×高さ)で、重量は5.8kg。
Bose Smart Ultra SoundbarとSmart Soundbar 900は、同社のベースモジュールやサラウンドスピーカーとの連携も可能です。これにより、より迫力のあるサウンドを実現することができます。サラウンドスピーカーを追加すれば、より臨場感ある3Dサウンドも体験することができます。
Bose Smart Ultra SoundbarとSmart Soundbar 900は、どちらも高品質な音響性能を備えています。両製品に共通する音質の特徴には、映画サウンドの再現性と通常音源の聴きやすさがあります。
映画サウンドの再現性
サウンドバーは映画の臨場感を再現するための重要な要素ですが、Smart Ultra SoundbarとSmart Soundbar 900はいずれもこの点において優れた性能を発揮しています。両製品はDolby Atmos対応となっており、3Dサウンドを体験することができます。映画の迫力ある音場を再現することで、まるで映画館にいるかのような臨場感を楽しむことができます。
通常音源の聴きやすさ
音楽やテレビ番組などの通常の音源を楽しむ際も、Bose Smart Ultra SoundbarとSmart Soundbar 900は優れたパフォーマンスを発揮します。両製品は高品質なスピーカーと特殊なテクノロジーを採用しており、クリアでバランスの取れたサウンドを提供します。高音質な音楽やはっきりとしたボーカルを楽しむことができるだけでなく、テレビ番組のセリフも明瞭に聞き取ることができます。
ボーズのサウンドバーラインナップには、多様なモデルがありますが、その中でもBose Smart Ultra SoundbarとSmart Soundbar 900は特に注目されています。両製品の価格と性能を比較してみましょう。
まず、Smart Ultra SoundbarはDolby Atmos対応であり、AIダイアログモードを搭載しています。AIダイアログモードでは、映画やテレビ番組のセリフを強調することで、聞き取りを改善します。また、HDMI eARCにも対応しており、テレビとの接続も簡単です。
さらに、サウンドバーUltraはリビングにマッチする美しいデザインを採用しています。オールインワンのサウンドバーでありながら、臨場感のあるサウンドを提供します。価格は132,000円となっており、高性能な音響機器を手に入れる上では、バランスの取れた選択と言えます。
Smart Ultra Soundbarには今後さまざまなアップデートが予定されているのもポイント。Smart Soundbar 900ではアップデートされないので、今後、両機の機能差が広がると思われます。
一方、Smart Soundbar 900はAIダイアログモードを搭載していませんが、それ以外の基本スペックや機能はSmart Ultra Soundbarと共通しています。つまり、Dolby Atmos対応やアップファイアリングダイポールトランスデューサーの搭載、PhaseGuideテクノロジーの採用など、高品質なサウンド体験ができます。
これで実売価格は約8.5万円とSmart Ultra Soundbarより4万円以上も安いです。AIダイアログモードがないだけと考えると、価格と性能のバランスが非常に良いと言えます。
映画やドラマを見ているときに、セリフが聞き取りにくいと感じている人にはたしかにSmart Ultra Soundbarのほうがおすすめでしょうが、この機能のためにだけ現状で4万円以上出せるのか?という問題はありそうです。
ただ、Smart Ultra Soundbarのみ、今後のアップデートによる新機能追加の予定があります。その機能の追加具合を見て、価格差が納得できればSmart Ultra Soundbarでしょう。気を付けたいのはSmart Soundbar 900は型落ちの旧機種となったので、今後いつまでも安い価格で新品が購入できるわけではないことです。両機を比較して新品で購入できる期間は限られています。比較しての決断はお早目にということです。
なお、両機のアンプ・スピーカーは同等のようですが、音響部分の音質チューニングが変わっている可能性はあります。ただ、両機を聴き比べても違いがわからなかったという感想が価格コムのレビューに上がっているので、AIダイアログモード以外の音質も同等の可能性も十分にありそうです。