Cayin初のポータブルUSB DAC/ヘッドホンアンプ「RU6」

コペックジャパンは、CayinブランドのポータブルUSB DAC/ヘッドホンアンプ「RU6」を12月8日より発売しました。価格は32,980円。初回特典版(限定数)には、RU6レザーケース(2,970円)が付属。

外形寸法65×25.4×13.7mm、重量28gの小型軽量ボディに、独自回路を搭載したCayin初のポータブルDACアンプ

最大の特徴はディスクリート24bit R-2Rラダー型DA変換回路の搭載

最大の特徴が、ディスクリート24bit R-2Rラダー型DA変換回路の搭載(いわゆるマルチビット型DAC。PCMに対してネイティブで変換できる)。

R-2Rラダー型で24bit精度となるといろいろと難しいところも出てくるところですが(CD黎明期の16bitDAC時代に主流で、20bit以上のものはバーブラウンのPCM1702の20bit精度、PCM1704の24bit精度があったくらい。ともに現在生産終了)、高精度かつ温度変化に対して安定した対抗器(高精度低TCR薄膜抵抗器)をセレクトすることで、回路に必要なマッチング精度を確保したとしています。

また、CayinはすでにDAP分野において、R-2R回路を搭載した「N6ii-Ti R-2R」も販売しており、ポータブル機での同回路のノウハウも持ち合わせているのも強みでしょう。

オーバーサンプリング(OS)とノンオーバーサンプリング(NOS)切り替え可能

オーバーサンプリング(OS)とノンオーバーサンプリング(NOS)のDAモードを用意しているのももうひとつの特徴。OSモードでは384kHzにアップサンプリングされて再生します。

独自のディスクリート抵抗アレイ・ボリュームコントロールも搭載。100ステップできめ細かい音量調整が可能。

入力インターフェイスはUSB-Cで、ヘッドホン出力は3.5mmと4.4mmを備えています。

PCM 384kHz、DSD 265までのデコードをサポート。

そのほか、1インチの有機ELディスプレイで再生情報の表示が行なえます。

対応デバイスは、iOS/iPadOS、Android、USB出力対応オーディオプレーヤー、mac OS、Windows 7/8/8.1/10と幅広いのもポイント。Windowsと組み合わせる場合は、Cayin公式サイトからドライバーのDL、インストールが必要。USB-Cケーブル、USB-A to Cアダプターも付属。

Cayin RU6 レビューサイト情報

【試聴レビュー】小型USB-DAC「Cayin RU6」はR-2Rラダー構成!?他とはひと味違う魅力に迫ります。
中国のオーディオメーカー「Cayin」からスマートフォンに繋いで高音質で楽しめる小型USB-DAC「 RU6」が登場しました。人気の真空管アンプやポータブルプレイヤーを手掛けるCayinだからこそできる「こだわりの中身」をレビューします。
カイン Cayin RU6 レビュー評価・評判
■最安価格(税込):37,400円 ■店頭参考価格帯:37,400円〜37,400円 ■価格.com売れ筋ランキング:62位 ■満足度レビュー:3.50(2人) ■クチコミ:4件 (※4月21日時点)
Cayin RU6レビュー 濃密な中低域が楽しめる小型DAC
Cayinより新しいスティック型DACが発売になりました。2021年は小型DACがたくさん発売になりましたが21年最後はCayin RU6はディスクリートアンプ「R-2R」を使用したDACになります。 CayinはN6ⅱ ...
https://www.torachanblog.com/2021/12/200cayin-ru6.html
Cayin RU6 12/8発売!購入者などのレビュー・感想は? : 音響のまとめ
コペックジャパンは、Cayinブランド初ののポータブルUSB DAC/ヘッドホンアンプ「RU6」を12月8日より発売しました。価格は32,980円。初回特典版(限定数)には、RU6レザーケース(2,970円)が付属。外形寸法65×25.4×13.7mm、重量28gの小型軽量ボディに、ディスクリート24bit R-2

Cayin RU6 各種レビューなどから読み取れる傾向

Cayin初のポータブルDACアンプとはいえ、DAPでの実績が十分なだけに、これだけの独創的な内容をコンパクトかつ手ごろな価格に収めている手腕はさすがです。

ディスクリート24bit R-2Rラダー型DA変換回路のサウンドと、オーバーサンプリング(OS)とノンオーバーサンプリング(NOS)のサウンド面の違いを楽しみたいというような、ややマニアックなユーザーが対象と言えるでしょう。

内容面、実績のあるメーカーということもあり、発売前からポータブルオーディオ愛好家から注目され、結構な数の試聴レビューや、購入者のレビューがツイッターだけでも上がってきています。

音質については賛否両論?

その音については、意外にも、思っていたのと違うというか、それほど高くは評価できない、という意見も少なくなく、好みの分かれる音という意見も複数見られます。どうも、音源への忠実さの面で、結構な脚色を感じる場合があるようで、比較的フラットでニュートラルな傾向が期待されやすいDACとしては賛否が分かれるのでしょう。

競合する「LUXURY & PRECISION W2」と比較して、本機のほうが劣っている感じているように受け取れる感想も複数見られます。ただ、W2のほうが7千円ほど高いのは考慮したほうがいいかもしれません。

音質以前に、使用環境にもよるのでしょうが、ホワイトノイズが気になるという感想も複数見られ、微小領域の再生能力が重要なハイレゾ対応DACとしては気になるところです。

最近の名の通った中国メーカー製ポータブルオーディオ機器は、発売前後から、絶賛調の感想ツイートが多く、いろいろと疑いたくなる感じも受けたものですが、本機のツィートを見ると、思ったよりも?健全に音質評価や感想が上がってきているのが実情だということをあらためて示してくれたように感じます。

Cayin RU6 レビュー・感想(ツイッター)

Cayin RU6 レビューを参照(アマゾン)

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