タイムロードは、英Chord Electronicsブランドの単体DAC「Qutest Plus.」を3月31日より発売しました。オープン価格で、実売予想価格は250,800円前後。
既発売の「Quest」に、リニア式安定化電源「DCA-5V」を同梱したセット商品。
従来の「Quest」と比較しての内容面での違いはこの安定化電源の有無のみ。それ以外のDAC本体の内容・機能・仕様は同じ。
DCA-5Vは日本のオーディオデザイン(AUDIO DESIGN)社によるオーディオ用安定化電源。入力:AC100V 出力端子:DCジャック φ5.5×2.5mm 出力電圧:5V。
つまり、「Quest」に限らず、DCジャック φ5.5×2.5mm 入力電圧:5Vタイプの電源入力を備えたオーディオ機器に汎用的に使える安定化電源です。
このタイプの入力を持つオーディオ機器は、デスクトップやPCオーディオ向けの小型コンポを中心に幅広く発売されています。一方、機器に付属のACアダプターを使うのが普通ですが、このアダプター部のコストや設計によって、機器の音質が大きく左右されてしまうことも知られています。
昔から知られている傾向としては、軽量・コンパクトなアダプター部にできるためオーディオ用以外では一般的なスイッチング電源タイプは音が悪く、大きくてサイズもかさばるトランス電源タイプのほうが音は良い、というものがあります。
「Quest」の音質向上テクニックとして、電源に凝るというのは以前から言われていました
DCA-5Vも音質最優先の設計で、110×200×62mm(幅×奥行き×高さ)。重量は1.2kgと、ACアダプターなどというレベルではないサイズと重量。もともと36,000円で単売されていて、定評のある電源であり、「Quest」の音質向上にも期待できます。
「Quest」の音質向上テクニックとして、電源に凝るというのは以前から言われていましたが、今回、ユーザー側で苦労しなくてもより高音質で楽しめるようになりました。マニアにとっては自分で工夫するのが楽しいという面もあるようですが(USB-DAC+CHORD)。