(株)リアルアシスト ミミソラ事業部は、中国のポータブルオーディオブランド・DD HiFiの取り扱いを開始。
イヤホン1モデル/変換アダプター6モデルを4月24日より発売します。
このうち、USB Type-C to 4.4/2.5mmアダプター「TC44B」が税込み12,190円で発売。
USB-Cタイプのコネクターに短いケーブルと、三角柱形状の特徴的なDAC/ヘッドホン部を備えた、インライン型の小型USB-DAC/ヘッドホンアンプです。
スマホとの接続を念頭に、ハイレゾ対応の小型DAC/ヘッドホンアンプとして似たような製品は増えており、本機もそのひとつ。
特徴としてはヘッドホン出力が2.5mmと4.4mmのバランス出力端子を両方とも備えていることです。この両方を備える小型DAC/ヘッドホンアンプは珍しいうえに、DAC/ヘッドホン部は18.3×16.8x 30.0mmと小型であるのもポイントです。金属の筐体も品位感があります。
DACチップにはシーラスロジックの「CS43131」を採用。PCM 384kHz/32bit、DSD 256ネイティブ再生までサポート。ダイナミックレンジは120dB、S/Nは125dB、ヘッドホンアンプ出力は120mW/32Ωとなかなかの性能。
スマートフォンで使用するときの音質を向上させるために、出力電力範囲を最適化しているということで、高音質追求のために高出力化するとヘッドホンアンプ部が強く発熱したり、スマホのバッテリー消耗が激しくなるといったマイナス面とのバランスを取っているものと思われます。
なお、Windowsに接続する場合は製品ページからドライバーの入手とインストールが必要となっています。
国内では耳慣れないメーカーですが、海外ではすでにある程度の定評を確立しているメーカーのようです。
メーカーのコンセプトを日本語で解釈すると。
「簡潔で簡潔なデザイン言語を使用してユーザーフレンドリーなアクセサリー製品を作成するには、実際の使用に関係のない装飾デザインを放棄し、コスト管理された製品の素材と職人技に注意を払います。」といったようなもので、つまりはデザイン的な虚飾を排して、オーディオ機器としての品位をハイコスパに追求するといったところでしょうか。
ではありますが、本機の三角柱デザインは独創的で目を惹きます。
国内から購入してでの日本語レビューは見つかりませんでした。ですから、海外の英語レビューなどが発売前では参考になる情報です。
海外のレビューでは価格を考えると音質は上々といったところではあるようです。
ただ、音質とは関係ない点で、この特徴的な本体-抹茶の皮で包まれた三角形のチーズのように見える-は「今まで手に持っていた中で最もファンキーな外観のダブル出力DAC / AMPユニット」と、その独創性を認める一方で、三角形の形状はかさばり、少し使い勝手の面で気になる場合もあるようです。この形状・デザイン自体、かのニール・ヤングがプロデュースした伝説的な?DAP・「Pono Player」に似ている、という指摘もその通りだと思います。もちろんサイズは全然違いますし、カラーリングも違いますが。
日本での購入者などのレビューや感想もネットに上がり次第、確認・追加したいところです。
出力電力:120mW(32Ω)
寸法:18.3x 16. 8x 30. 0mm(三角形部分)
重さ:約13g
DNR:120dB
ケーブル長:85mm
THD + N:<-110dB
THD + N:<-110dB
プラグの長さ:13.5mm
DAC(PCM):最大32ビット/ 384kHz
DAC(DSD):ネイティブDSD64 / DSC128 / DSD256