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FiiO FT3 レビュー・音質情報

480 ヘッドホン

FiiO FT3 ブランド初の開放型ヘッドホン

エミライは、FiiOブランド初となる開放型ヘッドホン「FT3」を2023年6月9日に発売。オープン価格で税込44,550円前後の実売が予想。

ブランド初となる開放型ヘッドホン。60mmと一般的な開放型ヘッドホン(40~50mmが多い)に比べて大口径なダイナミックドライバーを搭載し、空間の広がりを感じられる音場感と、力強く深みのある低域表現を実現させたとしています。

振動板素材には、ダイヤモンド並みの強度を誇るカーボン素材「DLC(Diamond-like Carbon)」を採用。エッジ部にベリリウムコーティングを施しています。優秀な過渡応答特性や低歪み、振動の制御などによる高音質を担っています。

ドライバーユニットの外側と内側には、非常に強力な磁束を備えたN52グレードのネオジム磁石を搭載。非対称型に配置する「内外磁気回路設計」を採用することで、ボイスコイルを駆動する磁束密度を効果的に高めたとしています。これにより、振動板の制動力を高めています。

装着時に耳の穴と並行になるように角度をつけています。音場感の再現性や音質上のメリットを狙っています。ヘッドホンが適切にフィットするように設計した「3軸可動デザイン」を採用。ヘッドホンの3箇所が独立可動することで、頭の形状を問わず、快適な装着感を実現するとしています。スエードイヤーパッド、プロテインレザーイヤーパッドの2種類が付属し、装着感や音質の違いで選べるようになっています。

ハウジング部は、高剛性かつ軽量なアルミニウム合金を採用。六方晶系をイメージした独特な外観も特徴。このハウジング形状も音質的メリットあってのものとしています。

高品位再生を第一に、あえて350Ωの高インピーダンス設計を採用したとしています。周波数特性は7Hz – 40kHz、感度は102dB(1Vrms)@1kHz。

ヘッドホン側プラグは3.5mm×2、プレーヤー側プラグは、3.5mmアンバランス/4.4mmバランスの交換可能なヘッドホンプラグを採用。ケーブルは、古河電工製単結晶銅ケーブルを導体に採用した、長さ約3m、太さ23AWGのものを付属。また、3.5mm to 6.35mm、4.4mm to XLR4ピンの変換アダプターを同梱。

フェイクレザー製のハードキャリーケースが付属。 内側はヘッドホンとバンドルされたケーブルを保持するように成形されています。

FiiO FT3 レビューサイト

https://www.gamingdeputy.com/jp/how-tos/fiio-ft3-%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC-%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E4%BE%A1%E5%80%A4%E3%81%AE%E7%8E%8B%E6%A7%98%E3%81%8C%E8%A1%97%E3%81%AB%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%9F/

FiiO FT3 レビュー(ツイッター)

FiiO FT3 各種レビューから読み取れる評価・傾向など

FiiO初の開放型ヘッドホンということで注目のモデル。FiiOは基本的に音質面では奇を衒わないオーソドックスな傾向で、そのなかではややクールなモニター傾向があるようです。

そのうえで、使用形式や使用部品の持つ特徴的な音質傾向は生かすという方向性のように思われます。

本機の場合も、ワイドレンジで情報量が豊富なモニター系というFiiOらしいサウンドを基本に、ダイナミック型の開放型モデルらしいヌケのよい、しかし自然なサウンドと、広い音場感をしっかりと備えているようです。

また、開放型ヘッドホンとしては異例の60mm大口径ドライバーのメリットとして、低域の充実、DLC振動板やベリリウムコーティングによる、低歪みで滑らかな音質といったメリットもしっかり感じさせてくれるようです。

装着感や軽量感もおおむね好評なようです。また、外観デザインや質感の高さも評価されています。このあたりはもはや大手メーカーと言えるFiiOならではの完成度の高さでしょう。

国内発売されたばかりですが、海外から取り寄せて購入したという方が中古市場に早くも放出していました。その理由として、350Ωのハイインピーダンスで鳴らしにくかったことと、装着感が合わなかったことを挙げています。

音質特化型の高級開放型ヘッドホンはゼンハイザーのHD 600番以上のように300Ω以上のモデルが多くあります。この場合、スマホや安価なDAPやドングルDACなどでは音質の真価を発揮できない(低域の制動が甘くなることが多い)ばかりか、音量すら満足に取れない場合もあります。それでもハイインピーダンス設計を採るのは、音質面のメリットがあるからというのがメーカーの立場であり、このようなハイインピーダンスヘッドホンにはそれなりのヘッドホンアンプを備えた機器を用意してくださいということです。

FiiOの場合は安価なドングルDACやポタアンも出しているだけに、FiiOのどの機器と本機を組み合わせればよいのかには悩みそうですが、インピーダンスの問題からも、できれば据え置き型のDACヘッドホンアンプから選ぶのが良さそうです。もっとも安価な据え置きDACヘッドホンアンプのK7は推奨インピーダンスが300Ωまでですので、その上位のK5 Pro ESS以上のモデル当たりがFiiOでの組み合わせ推奨機器ということになるのでしょうか。

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