FiiOのUSB-DAC搭載型ポータブルヘッドホンアンプ「Q5s」に、USB Type-C端子型の新モデル「FiiO Q5s Type-C」が登場するそうです。
Q5sはもともと、交換可能アンプモジュール方式を採用しており、今回、標準モジュールに「AM3D」の端子をUSB Type-Cにしたモデルを発売する形でUSB Type-Cに対応させます。
価格は2398元(約3.8万円)とのこと。
「AM3D」はTHX AAA-78アンプ回路を採用した、3.5mmシングルエンド出力と4.4mmバランス出力端子を搭載した高性能か高音質なモジュールで、その品位には定評があります。
ただ、気になるのは、「Q5s」本体が搭載しているDACチップは旭化成エレクトロニクス・AKMの「AK4493EQ」。例の火事でAKMのDACチップ供給は難しくなりますから、「FiiO Q5s Type-C」が今後、持続的に販売できるかは不透明かもしれません。
FiiOはすでに、火災の影響で製品(どの製品とは明示していませんが)の生産に影響が出ると発表しています。
FiiOはQ5sに限らず、AKMチップ搭載モデルについてはチップ変更などの設計変更を余儀なくされるかもしれません。FiiOは大半(というかBTR5以外…)がAKMのチップです。影響は大変そうです。