FiiO(フィーオ)から、完全ワイヤレスイヤホン化Bluetoothアダプターの新モデル「UTWS5」が海外で発表されました。価格は119.99ドル。
国内でも発売されている従来機「UTWS3」(79.99ドル・国内価格1万円ほど)の後継、ないし上位モデル。
クアルコムの最新Bluetoothチップ・QCC5141の採用により、aptX Adaptiveコーデックに対応しているのが大きな特徴。aptX Adaptiveコーデック対応の完全ワイヤレスイヤホン化アダプターは本機が初ではないでしょうか。対応コーデックはそのほかAAC、SBC。TrueWireless Mirroringにも対応。
また、AKM製のDAC・AK4332を独立構成で搭載するなど、音質面にも注力しています。
MMCXコネクタ/0.78mmコネクタの2ラインナップとなっており、手持ちのイヤホンに合ったコネクタの製品を選ぶことになります。
1回充電で約8時間の再生が可能。3~4回分の充電可能なワイヤレス充電対応のバッテリーケースが付属。製品本体の重量は片側8g。本体はIPX4の防水性能。
使い勝手の面では本機の操作部から、ボリュームコントロールも可能。段階は32ステップ。スマートフォンアプリ・FiiO Control/FiiO Musicに対応。
高品位な完全ワイヤレスイヤホン化アダプターの競合機として、国内発売されたばかりのShure「RMCE-TW2」がありますが、そちらに対してはaptX Adaptiveコーデックに対応していることが大きなアドバンテージになるでしょう。ただ、aptX Adaptiveコーデックが不要な人には微妙かもしれません。「RMCE-TW2」は価格が高いので(国内価格で2.25万円程度)、1万円台半ばくらいで収まりそうな本機は価格面での優位性はありそうです。
「RMCE-TW2」にはある外音取り込み機能は「UTWS5」にはありませんが、今後、アップデートによって実装されるという情報もあるので、そのあたりも見極めて選びたいところです。
いずれにしても、aptX Adaptiveコーデックが使える完全ワイヤレスイヤホン化アダプターをいち早く手に入れたい方にとっては本機がマストでしょう。