サウンドバー・FunLogy SOUND3は2022年に9,980円で発売された一本バータイプのサウンドバー。本機の内容・特徴とレビュー・音質情報をお届け。
FunLogy SOUND3は、HDMI入力を持たず、光デジタルとアナログ入力、そしてBluetooth入力に対応する比較的シンプルな2.1chサウンドバーです。
HDMI入力がないため、テレビとの接続は光デジタルケーブルまたはAUXケーブルを使用します。そのため、HDMIケーブルの接続が複雑で苦手な人でも、簡単に接続することができます。
Bluetooth入力に対応(SBC・AAC)しているため、スマートフォンやタブレットなどのBluetoothデバイスとワイヤレスで接続することができます。そのため、テレビだけでなく、音楽や映画の鑑賞、ゲームなど、さまざまな用途で使用することができます。
スピーカー出力は、ツィーターが15W×2、ウーファーが25W×2の合計80Wです。また、低音を増強できるパッシブラジエーターを搭載しています。パッシブラジエーターは、ウーファーの振動を増幅することで、より力強い低音を再生します。
製品サイズはW820mm × D82mm × H70mm、製品重量は2.3㎏です。軽量・コンパクトな設計のため、設置スペースをあまり確保できない部屋でも設置しやすいです。
「スタンダード」「クリアボイス」「ムービー」の3つのサウンドモードを選択できます。
スタンダードモード:バランスの取れた音質を楽しめるモード
クリアボイスモード:セリフをより聞き取りやすくするモード
ムービーモード:映画やドラマをより臨場感のある音で楽しめるモード
また、低音・高音を独立して調整できるイコライザー(トーンコントロール)も搭載しています。
サウンドモードや音量などの状態は、正面のLEDで確認することができます。そのため、サウンド設定が簡単にできます。
使い心地にこだわって設計された専用リモコンが付属しています。リモコンで音量やサウンドモードの切り替えなどの操作が簡単に行えます。
テレビとの接続に必要な光ケーブルとAUXケーブルが付属しています。
FunLogy SOUND3は、定価1万円未満と安く、HDMI入力を持たないシンプルなサウンドバーながら、低音を増強できるパッシブラジエーターや、3つのサウンドモードなどを搭載しており、価格以上の性能を発揮していると言われます。そのため、コスパの高さが評価されています。
FunLogy SOUND3は、幅820mm × 奥行き82mm × 高さ70mm、重量2.3㎏と軽量・コンパクトです。そのため、テレビの前に置いてもスペースをあまり取らず、設置が容易です。また、持ち運びにも便利です。
FunLogy SOUND3は、低音を増強できるパッシブラジエーター搭載により、コンパクトながら重低音をより迫力のあるサウンドで再生できていると評価されています。そのため、映画や音楽を楽しむ際に、臨場感を高めることができます。
音質も薄型テレビの音を増強するには十分で、クリアボイスやトーンコントロールでより聴きやすく、好みの音に近づけられるという声も多いです。
価格を考えると全般的に高音質であると評価されていますが、一部では否定的な評価もあります。全体に余計なエコーがかかったような音に聴こえるという感想があり、再生するソースや置き方、音量にもよるかもしれませんが、低価格なスピーカーの限界はあると言えるでしょう。
3つのサウンドモードについても、クリアボイス以外はあまり効果的に感じなかったという意見もあります。音量を絞ると音が痩せて聴きにくいという声もあります。適度に音量を出せる環境で使うのがよさそうです。
FunLogy SOUND3は、2.1chのサウンドバーであるため、サウンドの音場感はやや狭いと感じる場合があります。そもそも、本機にはサラウンドデコーダーの類は搭載されていません。2.1chでもサラウンド感を演出できるバーチャルサラウンド回路もありません。よく言えばシンプルな一体型ステレオスピーカーです。
そのため、より広い音場感を求める場合は、サラウンドデコード・再生対応のサウンドバーを選ぶ必要があります。
FunLogy SOUND3は、音量を上げすぎると、音割れや歪みが生じる場合があります。そのため、音量を上げすぎることに注意が必要です。
FunLogy SOUND3は、HDMI入力を持たないため、最新のテレビとの接続には制限があります。HDMI入力を搭載したサウンドバーと比べると、接続の手間がかかるという点も否定的に評価されています。
そのため、HDMI入力が必要な場合は、別のHDMI入力対応サウンドバーを選ぶ必要があります。
FunLogy SOUND3は、コスパの高さや軽量・コンパクトさ、低音の迫力などが評価されており、テレビの音質を手軽に向上させたい、コンパクトなサウンドバーを探している、予算を1万円以内に抑えたいといったユーザーにおすすめです。一方、HDMI入力の非搭載や、サウンドの音場感の狭さ、音量の上げやすさなどに注意が必要です。
なお、本機はアマゾンなどのセールで2-3千円ほど安くなることがあります。できるだけそういった機会をとらえてお得に購入されることをおすすめします。