ゲオは、カナル型イヤホン「デュアルドライバー ワイヤードイヤホン」(型番:GRFD-HEP100T8C)を公式ECサイトおよび全国のゲオショップ947店舗にて発売開始しました。価格は1,628円(税込)。
リーズナブルな価格ながら、ハイレゾ対応のハイスペックと、ダイナミック型ドライバーを2基搭載するという物量を兼ね備えたハイコスパなイヤホンです。
また、ケーブル中にはマイク付きリモコンも搭載。スマホやタブレットなどとの有線接続により、音楽の再生・停止、曲送り、音量調整、また、通話の着信・応答操作が可能です。さらに、ボタンの長押しで音声アシスタント(Googleアシスタント)の呼び出しも可能です。
IPX5準拠の防水性能も装備。屋外やスポーツ時の使用にも対応できます。イヤーピースは3サイズ付属。
再生周波数帯域は10Hz – 40kHz、感度は107dB±3dB、インピーダンスは18Ω。ケーブル長は120±3cmで、質量は16g。
アマゾンでも似たようなイヤホンは売っているようですが、やはり、実店舗で購入できるのは楽ですし、アフターサービスも安心でしょう。なお、本機のメーカー保証期間は6か月です。
ダイナミック型ユニットはいずれも6mm径で高域用と低域用に分けて使用。縦に2つを並べた配置なので、一般的なイヤホンよりも縦長の形状になっています。一般的なイヤホンとは異なるデザインでもあり、見た目の好みは分かれそうです。カラバリは黒一色のみです。
購入した人のレビューや感想はすでにネット上に上がっており、パッケージなどの写真も見ることができます。
パッケージはキレイな見た目で、この価格のイヤホンとしては上々な印象です。パッケージ表面には「クリアでダイナミックなサウンドを!」と書いてあり、本機のサウンド傾向をアピールしているものと思われます。
パッケージ表面にもハイレゾ対応の文字が印刷されていますが、例の日本オーディオ協会によるハイレゾ対応マークは見当たりません。
また、購入者の方がネット上にアップしたパッケージ裏のスペック表を見ると、再生周波数がなぜか20Hz-20kHzとなっており、ニュースリリースとは異なっています。これはハイレゾ対応という謳い文句と矛盾するので、どうなているのかは気になるところです。
購入した方のレビューを見てみると、低音は強めなものの、高音は弱い、遮音性も低め、といった傾向がうかがえます。
どうも、この価格でハイレゾ対応、というスペックはすごいのですが、それが音に分かりやすく反映されているかは微妙な印象です。
似たような価格・内容で、店頭購入もしやすいイヤホンとして、つい最近発売されたヤマダ電機専売の「SoundsGood SE01」(税抜き1,980円)がありますが、こちらのほうが高音にBA型ドライバーを使用していることもあるのか、ハイレゾ対応という面ではわかりやすい音をしているようです。
数年前ならこの価格でマイク付きイヤホンが買えるだけでも大したもので、現在でもこの価格でハイレゾ対応のマルチドライバーとなるとやはり安いのですが、汎用性の高い音という意味でのハイコスパなイヤホンかは難しいところかもしれません。個性派のイヤホンとしては存在感はありそうです(イヤホン+ゲオ)。