GIGABYTEは、ゲーミングブランドAORUSのサイトにおいて、HDMI 2.1準拠で4K/120Hz以上の表示に対応したゲーミングモニター3モデルの発売を予告しました。
ラインナップは、32型の「FI32U」、43型の「FV43U」、48型の「FO48U」。いずれのモデルも4K解像度で120Hz以上のリフレッシュレートを実現しているのが特徴(FI32Uは144Hz)。4K/120Hz入力が可能なHDMI2.1にも対応しています。
また、いずれも10bitカラーに対応し、Adobe RGB 99%/sRGB 150%の広色域を謳っています。モーションブラー低減を行なう「Aim Stabilizer」、暗所を見やすくする「Black Equalizer」、各種ステータスを表示する「Dashboard」、クロスヘア表示を行なう「AORUS Crosshair」などを備えることも予告しています。
このうち、48型で有機ELモデルの「FO48U」がとくに国内のネット上などでも話題のようです。
というのも48型で有機ELディスプレイを搭載したゲーミング対応の4K/120Hz入力対応モニターとしては、国内ではLGのOLED48CXPJA(税込み実売価格13.5万円程度)があるのみだからです(2021年4月現在)。
OLED48CXPJAは4K/120Hz入力対応の有機ELモニターとしては現状では文句のつけようがないほどの性能と、多機能な有機ELテレビとしては相当に高いコスパの価格により、非常に人気の高いモデルです。
ただ、どうしても地上デジタル放送のチューナーやBS/CSのチューナーを内蔵しているテレビという体裁ですから、テレビをディスプレイとしてしか使わないユーザーにとっては、見もしないNHKの受信料を払う必要がある点がネックになっているようです。
その点、「FO48U」ならば純粋にモニターですので、受信料を払う必要はありません。
ただ、OLED48CXPJAは純粋にモニターとしての能力は高く、世界的な販売量の違いからしても「FO48U」の価格がOLED48CXPJAと比較して安くなるのかもわかりません。
そもそも、「FO48U」の日本発売自体未定です。
テレビ放送を見ない高画質志向のゲーマーにとっては悩ましい日々が続くのでしょうか?