ステラが取り扱うスイスGOLDMUND(ゴールドムンド)社より、セパレートアンプの新モデルが発売されます。
プリアンプ2モデルと、モノラルパワーアンプ1モデル。
プリアンプ「MIMESIS 22H Nextgen」は9,680,000円(税込)、「MIMESIS 37S Nextgen」は3,190,000円(税込)、モノラルパワーアンプ「TELOS 1000 Nextgen」は12,100,000円(ペア/税込)。
「MIMESIS 22H Nextgen」のアナログ入力はRCA×7、XLR×3、出力はRCA×3、XLR×3にテープアウト端子を搭載。本体サイズは440W×165H×400Dmmで20kg、電源部サイズは440W×165H×400Dmmで25kg。
「MIMESIS 37S Nextgen」のアナログ入力はRCA×5、XLR×2、出力はRCA×1、XLR×1にテープアウト端子を搭載。本体サイズは440W×135H×400Dmmで9kg、電源部サイズは440W×135H×385Dmmで12kg。
「TELOS 1000 Nextgen」の定格出力は220W(8Ω)、最大出力は335W(8Ω)。アナログ入力はRCA×1、XLR×1に、S/PDIFのデジタル入出力を搭載。定格出力は220W/8Ω、最大出力は365Wrms/8Ω。サイズは440W×280H×490Dmm、質量は60kg。
なお、ゴールドムンドの取り扱いについては、当面アナログプリアンプとパワーアンプ、フォノアンプに絞っての展開となるとしています。フォノアンプ「MIMESIS PH3.8 Nextgen」についても近日発売を予定しているとしています。
日本でのゴールドムンドというと、どうしても通称「ゴールドムンド事件」?により、なんとも言えないイメージもあり、一部ではそのイメージが影響しているのでしょうか。
今回の発表でも、「事件」で取りざたされたジャンルとなる、デジタルディスクプレーヤー関連(DACも含む)機器を国内では扱わないという発表もわざわざなされています。考えすぎかもしれませんが。
ゴールドムンドの基本デザインも、まるでアキュフェーズのように結構な期間同様なので、ずいぶんと時間が経ったはずの例の機種と新モデルが外観が似ているのも何だか複雑です。例のプレーヤーを今回発売のセパレートアンプと組み合わせても違和感がありません。
今回のモデル群の「メカニカル・グラウンディングによる徹底した内部振動を排除する構造」と、筐体構造による制振というゴールドムンド得意の技術がアピールされていますが、これをどう受け取るかはユーザー自身に委ねられることでしょう。
「出力信号をできる限り入力信号そのままの状態を維持する」というゴールドムンドのコンポに対する基本的な考え方も、どういう意味なのかを考えるとオーディオや音楽に対する思考が深まりそうです。
パワーアンプの「TELOS 1000 Nextgen」にはRCAのデジタル入力が装備されていますから、ボリューム調整ができるデジタル出力機器と組み合わせると、プリアンプのないシンプルなシステムを組むこともできます。あまりメーカーとして想定しない組み合わせなのでしょうか(セパレートアンプ+GOLDMUND)。