Googleが、映像ストリーミングデバイス・ChromeCast Ultraの第2世代モデルを発売するのではないかというニュースがアメリカのITメディア「9to5Google」で報道され、日本国内でもこの情報に基づいた報道がなされています。
それによると、次期Chromecast Ultraは、Android TVをベースとしてしており、リモコンも付属するとしていて、機能や利便性の向上が期待できます。
すでにFCCにChromeCast Ultraの第2世代モデルとそのリモコンと思われる製品の情報があるとのことで、発売の可能性はかなり高いものと思われます。
現在発売中の初代・ChromeCast Ultraは日本国内では9,900円(税込み)。4K/HDR動画にも対応した高性能な映像ストリーミングデバイスです。発売は2016年。
ChromeCast Ultraの第2世代モデルはデザインは初代とあまり変わっていないようで、となると、それほどのサイズではなく、どれだけのハイスペック化ができるのか気になります。
初代ChromeCast Ultraは2016年当時としては、4K/HDR (HDR10、Dolby Vision)対応というだけでもハイスペックな時代であり、現在までも現役で使えるデバイスではありますが、その後のAndroid TVの普及や、Amazon Fire TV Stick 4KやApple TV 4Kの登場により、内容面の古さを否めない印象でした。
特に、後発のライバルが対応している、3Dオーディオの「Dolby Atmos」に初代は時期的な面もあり、対応していないだけに、ChromeCast Ultraの第2世代モデルで「Dolby Atmos」に対応することが期待されます。
また、処理速度もフルHD対応のChromecast(第2世代)の約1.8倍程度と、これも最新の4K対応デバイスとしては物足りません。このあたりの改善度合いも注目です。
ChromeCast Ultraの第2世代モデルのリモコンにはマイクも内蔵されているということで、もちろん、Google アシスタントが使えるとしています。これは初代にはなかった利便性です。
ただ、発表は当初の予定よりも遅れるようです。というのも、5月に予定されていた「Google I/O 2020」で発表されるらしかったのですが、「Google I/O 2020」自体が中止に。そのため、例年10月に開催の「Made by Google」で、次期Pixel端末などとともに発表されるのではないかと言われています。
Googleだけに限った話ではありませんが、ここにもコロナウイルスの影響が大きく出ています。一方、コロナウイルスの影響のもう一つの側面として、インドアで動画視聴を楽しむスタイルが世界的に広まっています。
この流れを支えるためには映像ストリーミングデバイスの供給が重要です。色々大変でしょうが、ChromeCast Ultraの第2世代モデルもできるだけ早く、コンシューマーの元に届けられる態勢になって欲しいところですが、やはり簡単ではないのでしょうね(映像ストリーミングデバイス)。