中国のHIDIZSはバスパワータイプの小型USB-DAC/ヘッドホンアンプ「S3 Pro」を本国で発表。定価は69ドル。
2021年2月5日に税込み実売13,200円程度で国内発売された「S9」や国内未発売の「S9 Pro」(119ドル)の下位モデル。
いわゆるUSBメモリサイズでバスパワータイプの小型USB-DAC/ヘッドホンアンプ。最大32bit/768kHzのPCMデコード、DSD512までのネイティブDSDに対応のUSB入力を搭載。MQAにも8倍展開で対応。
対応デジタルフォーマットのスペックは十分。
DACチップにES9281C PROを採用。
一方、リーズナブルなモデルということもあり、2.5mmバランスにも対応する上位とは異なり、イヤホン出力は3.5mmステレオミニのみ。
また、3種類の音質傾向の違うファームウェアが配信予定となっています。
現時点で国内発売されていないので、海外から入手したと思われる方か、海外レビューの日本語訳が日本語で参照できるレビューとなります。
基本的にはこの価格で買えるUSBメモリサイズでバスパワータイプの小型USB-DAC/ヘッドホンアンプとして十分に納得できる音質のようです。
一方で、「S9」をはじめ、価格帯が上のモデル群との差もあるようです。それもまた当然でしょうが。
本機ならではの利点として、MQAの8倍展開が可能なことがあります。この価格帯ではここまでのMQA対応を果たしているものは少なく、MQA再生を重視するユーザーには見逃せないポイントでしょう。
国内発売はあるのでしょうか。