ハイセンスはCES 2022において、4K/HDR対応液晶テレビの北米モデルの2022年新ラインナップを発表。※以下の製品は北米向け商品であり、日本モデルが同じ型番で発表されても内容が異なる場合があります。
U9H、U8H、U7H、U6Hの4シリーズを発表。国内での発売や価格はまだ未定で、国内発表もまだですが、海外発表のニュースなどをもとに、簡単に4シリーズを簡単にご紹介します。
上位の2シリーズ、U9H、U8Hはともに、ハイセンス初のミニLEDバックライトを採用しているのが大きな特徴。部分駆動(ローカルディミング)の分割数の大幅な向上による、ミニLEDバックライトならではのきめ細かな映像描写力、自然な映像により近づいたコントラスト表現など、従来のLEDバックライトを大きく超える画質が期待できます。
最上位のU9Hは、アップグレードしたプロセッサーが高速でスムーズなパフォーマンスを実現するとしており、4シリーズでもっとも画質が良いことが想像されます。ピーク輝度はU9Hが2000nits、U8Hが1500nitsと差があります。U9Hのローカルディミングゾーンは1,280以上。
U9Hはさらに、テレビの上下にスピーカーを埋め込んだ構造で、サウンド面でもシリーズ最高の実力と思われます。価格はU9Hの75型が3,199.99ドル。
U7Hは従来のLEDバックライトを搭載。上記2モデル同様に、4K/120Hz入力に対応。ハイセンスの液晶テレビは、これまで4K/120Hz入力に対応していなかったので、今回の上位3モデルはその点でも注目でしょう。
上位3モデルはIMAX EnhancedやドルビービジョンIQ、FILMMAKER MODE、HDR10、HDR10+、ドルビーアトモスをサポート。
今回の4モデルではローエンドのU6Hは、エントリークラスの4Kテレビながら、85型の大画面をラインナップ。HDR10、HDR10+、FILMMAKER MODEをサポート。ドルビーアトモスにも対応。
なお、下位の2モデルのバックライトは分類としては従来型のLEDですが、ハイセンスがULED(ウルトラLED)と呼ぶ高品位品で、さらに下位にラインナップされている従来モデルとは差別化されています。デジタルシネマ規格の色域「DCI-P3」を95%カバーすることに加え、広大なコントラストレンジと、フレーム補間による滑らかな映像、動画応答性の高さなどの特徴があります。
また、今回の新モデル4つではハイセンスとしては初めてGoogle TVを採用。これまで独自OSでネット接続やネット動画サービスに対応していた機能性が、さらに多機能で汎用性の高いものになります。