ルイ・ヴィトンが、ポータブルスピーカー「Louis Vuitton Horizon Light Up Speaker」を発売しました。価格は35万2000円。国内向けにすでに販売しており、7月30日以降に順次出荷予定。
素材はステンレススチールと強化ガラス、牛革。Bluetooth 5.1とAirPlay 2, Qplayに対応。スピーカーフォンとしても機能。
スピーカーとしての構成は0.75インチ径ツィーター x2 と3インチ径ウーファー。アンプ出力は2 x 30W。クアルコムのスマートスピーカー向けSoC QCS404を採用。内蔵バッテリーで最大15時間再生できるほか、室内使用向けに充電ドック兼スタンドが付属。内蔵バッテリーは12V 3A USB-C高速充電に対応。
直径18cmほどの独楽のような個性的な形状が印象的。
立てれば360度スピーカー、倒せば傾いた方向に指向性を持つというように音響特性を変えられるとしています。
天面のトップリングや周縁部のミドルリングに35個のLEDを搭載。音楽にあわせ、LOUIS VUITTONの文字やフラワーモノグラムが色とりどりに光るしくみ。
すでにMaster & Dynamicのモデルをベースにした完全ワイヤレスイヤホンを出しているルイ・ヴィトンですから、こうしたポータブルオーディオ機器を発売しても驚きはありません。
ただ、やはり価格には驚きです。今回はすぐにはどこのメーカーのどのモデルがベースなのかすぐにはわかりませんが、ベースモデルがあるにしても、おそらく数倍以上の価格になっているのでしょう。調べてみたら今回もMaster & Dynamicの技術協力を得て開発したとのこと。既存のベースモデルについてはわかりません。ないような感じですね。
個性的なデザインですが、ネット上ではいろいろと面白おかしく言われています（地球ゴマとかルーレットおみくじ機とか…）。
この価格でしたら、オーディオ面での機能や性能もいろいろと欲しいところですが、それはあまり期待できないようです。
同じデザイン志向でもB&Oなら価格が納得できるほどの音質や性能も備えているのですが、ちょっとこれはそこまではいかないようです。
それでも買う人がいて成り立つのであれば、オーディオ愛好家の観点から文句をつけてもしょうがなさそうです。