日本HPは、27型の液晶ゲーミングモニター「OMEN 27qs」を2023年6月に発売。税込み価格は8万1,400円で実売価格は5.5万円程度。
2,560×1,440ドット表示対応(WQHD)で対応リフレッシュレートは240Hz。リフレッシュレートはDisplayPortでの接続なら最大240Hz。HDMI接続の場合は144Hzが最大。
応答速度だけでは判断が難しいモーションブラーを評価する業界標準規格「ClearMR」認証を取得しており、OEMN 27qsはClearMR 6000に準拠しています。AMD FreeSync Premiumに対応。G-SYNC CompatibleとDisplayHDR 400も対応。
パネルがIPSでノングレア、表示色数が1,677万色、色域がsRGB 99%/DCI-P3 95%、輝度が400cd/平方m、コントラスト比が1,000:1(最大1,000万:1)、中間色応答速度が1ms、視野角が上下/左右ともに178度。ブルーライト低減機能搭載。
インターフェイスはHDMI 2.0×2、DisplayPort (1.4)で、2ポートのUSB 3.0 Hubも搭載。USB Type Bも1系統搭載。ヘッドホン出力搭載。ステレオスピーカーも内蔵。背面にaRGBライティングを搭載。OSD操作はジョイスティックで、直感的な設定が可能。OMEN Gaming Hubソフトウェア対応。
本体サイズは539.4×198.3×465.3mmで、重量は7.9kg。スタンドは90度ピボット、100mmの昇降、90度のスイベル、-5~20度のチルトに対応。
2,560×1,440ドット表示対応(WQHD)で対応リフレッシュレート240Hzの27型ゲーミングモニターとしては、2023年9月現在、国内でもっとも安い実売価格となる約5.5万円で買えるモデルです(競合は「AW2723DF(約7万円)」「EX270QM(約12万円)」「Optix MAG274QRX(約6万円)」あたり)。
ゲーマーからすると、4K解像度でリフレッッシュレートがそこそこよりも、WQHD解像度でハイリフレッシュレートのほうがしっくりくるようで、本機はそうしたニーズに合致しています。実用上の応答速度も速く、解像度は必要十分、動きはヌルヌルということで、FPSもプレイするけどオープンワールド系のゲームもするというゲーマーにも対応できる懐の深さがあるようです。
実機を購入してレビューしている方々も、幅広いゲームで本機の実力を確かめていますが、発色などの画質面も含め、十分に満足できているようです。可変リフレッッシュレートの動作もスムーズなようで、スペックどおりの品位でゲームに没入できるようです。角度と高さの調整や回転もできる点も高く評価されているポイントです。
一方、基本的にWQHDで240Hzを押さえたうえで、できるだけ安くということで、HDMI2.1には対応していないとか、内蔵スピーカーはそれなり、リモコンは付属していないといった、安い分我慢すべき点もあります。