JVCケンウッドは、「JVC」ブランドより、「XX(XTREME XPLOSIVES)」シリーズのミドルレンジモデルとして、完全ワイヤレスイヤホン「HA-XC51T」を発表。7月下旬より発売。オープン価格で税込みの実売価格は11,000円程度。
2019年発売の「HA-XC50T」の後継機。「HA-XC50T」の重低音サウンドなどの基本性能やコンパクトな形状を継承しながら、省電力化設計を進め、約2倍となる長時間再生を実現するなどの向上点があります。
「HA-XC51T」の内容を「HA-XC50T」と比較しての違いも交えながらご紹介。
Bluetooth標準規格Ver.5.1、Power Class1に対応。「HA-XC50T」ではVer5.0でした。
ドライバーは5.8mm径のダイナミック型。コンパクトサイズながら、「XX」シリーズの迫力ある重低音サウンドを楽しめるようチューニング。耳にフィットする形状を採用しており、快適な装着感を実現。ドライバーと本体形状は従来と変わっていないようです。
衝撃からイヤホンを守るラバープロテクターに加え、IP55相当の防水・防塵を実現した「TRIPLE PROOF」タフボディを採用。汗や水、砂埃に強くアウトドアやストリートなどのアクティブなシーンでも使用できます。このあたりの仕様も従来同様。
バッテリー駆動時間は、イヤホン単体で約8時間、充電ケース併用で約28時間。
「HA-XC50T」ではそれぞれ4時間、14時間でしたから倍増しています。
充電時間:イヤホン:約2時間、充電ケース:約3時間
は変わっていません。
重量は、イヤホンが約5.6g×2個、充電ケースが約50g。
これも同じ。
対応コーデックがSBC、AAC、aptX。新たにaptXにも対応しています。どうやらBluetoothチップをクアルコム製に変えたようです。
アンテナの接続性を向上し、ワイヤレス接続の安定性を強化。左右独立伝送により音切れに強く、低遅延を実現する「Qualcomm TrueWireless Stereo Plus」に新たに対応。
イヤホンを着けたままでも会話をしやすくするタッチ&トーク機能を新たに搭載。また、片耳のイヤホンだけでも使用できるようになりました。
左右本体のワンボタンによる簡単操作で、ボリューム調整/再生/一時停止/曲送り/曲戻しが行えます。一度ペアリングを完了させた端末であれば、充電ケースからイヤホンを取り出すだけで電源が入り、音楽を聴く準備ができます。使用後はイヤホンを充電ケースに戻すと自動的に電源が切れます。
本体の操作ボタンは音声アシスタント機能の起動にも対応。内蔵マイクによりハンズフリー通話も可能。このあたりの操作性と機能は従来同様です。
カラバリは減少。
「HA-XC50T」ではXXのイメージカラーである「ブラック&レッド」に、よりPOPなストリートファッションにマッチするターコイズブルー、グレー、レッドの4色展開でしたが、「HA-XC51T」ではブラックとレッドの2色となっています。
基本的に新型である「HA-XC51T」が優れてはいますが、「HA-XC50T」の実売価格は6千円ほどと安いため、バッテリー時間や新機能、aptXコーデックにこだわらないなら、「HA-XC50T」もアリかもしれません。ドライバーや本体デザインは変わっていないことから、音質もあまり変わらない可能性も高そうです。