JVCケンウッドは、ビクター(Victor)ブランドの完全ワイヤレスイヤホン新製品として、「HA-FX150T」を2022年11月17日に発売しました。オープン価格で、税込みの実売価格は19,000円前後。カラーはブラックとブロンズの2色。
ビクタースタジオのエンジニアが音を監修し、エンジニア3人がそれぞれチューニングした3つのサウンドモードも備えているのが売り。機能面ではアクティブノイズキャンセリング機能と外音取り込み機能も備えています。
従来機「HA-FX100T」の後継モデル。「HA-FX100T」のコンパクトなサイズ感は踏襲しつつ、エンジニア3人がそれぞれチューニングした3つのサウンドモードを新たに備えるなど、高音質志向をより押し進めているのがおもな違い。また、アクティブノイズキャンセリング機能をはじめ、新たに遅延モード搭載、電池持続時間が向上、専用アプリの用意など、機能・スペック面での向上も果たしています。
内部には、繊細な表現を得意とするという新しいダイナミック型ドライバーユニットを採用。さらに、ユニット背後に設けた空間であるチャンバーにおいて、部品の一部にメタルプレーティングを施すことで、伸びのあるクリアな表現と、広く見通しの良い音場の再現を実現したとしています。
Bluetooth Ver.5.2に対応。コーデックはSBC、AACに対応。HA-FX100Tで対応していたaptXには非対応となりました。操作はタッチ式で92段階調節のボリュームステップに対応。本体はIPX4防水。イヤホン本体は片側で約4.4gという小型・軽量。HA-FX100Tから0.1g軽量になりました。
好みや楽曲で選べる6つのプリセットサウンドモードを搭載。FLAT/BASS/CLEARに加え、ビクタースタジオのエンジニア3人がチューニングしたという「PROFESSIONALモード」を用意しています。
Professional 1:担当・中山佳敬氏
声のリアリティを重視したチューニング
【お勧めジャンル】ボーカルをフィーチャーした楽曲
Professional 2:担当・谷田茂氏
音場の広がりをより感じられるチューニング
【お勧めジャンル】JAZZ、フュージョン
Professional 3:担当・山田幹朗氏
視界が晴れキラっとヌケの良さを感じるチューニング
【お勧めジャンル】80〜90年代洋楽
専用アプリ「Victor Headphones」を使用することで、サウンドモードの切り替え、機能の設定・切り替え、音量操作が可能。なお、タッチ操作のカスタマイズは不可です。
再生時間はイヤホンのみで最大9時間(ノイキャン使用時で最大約7.5時間)。HA-FX100T(最大8時間)よりも1時間長くなりました。
充電ケースとの併用で最大21時間(同最大17時間)の長時間再生を実現。10分の充電で最大75分の再生が可能なクイック充電にも対応しています。なお、充電ケースは大幅に軽量になったので(41g→29.2g)逆に7時間短く(28→21時間)なっています。
急速充電は10分で75分再生可能で、HA-FX100T(60分)よりも15分長くなりました。充電時間は本体(2.5→2時間)も充電ケース(3→2.5時間)もそれぞれ30分短縮。
充電ケースへの出し入れ時に電源のON/OFFやワイヤレス接続が自動で行われるオートオン/オフ&オートコネクト機能も装備。
付属のイヤーピースは、「HA-FX100T」の「スパイラルドットイヤーピース・EP FX9」から変更。フラッグシップモデルFW1000Tで採用した「スパイラルドットProイヤーピース」を新たに同梱。繊細な音の特徴を備えつつ、装着感と密閉度を向上させています。イヤーピースは本体装着済みのものを含めた全5サイズが同梱。
HA-150T | HA-100T | |
イヤホン形式 | カナル型 | 同じ |
対応コーデック | SBC,AAC, | SBC,AAC,aptX, |
Bluetoothバージョン | 5.2 | 5.1 |
アクティブノイズキャンセリング機能 | 〇 | × |
外音取り込み機能 | 〇(タッチ&トーク機能) | 同じ |
タッチセンサーで可能な操作 | 再生/一時停止/曲送り/曲戻し/音量/通話/ノイズキャンセリング機能/外音取り込み/サウンドモード/低遅延モード/音声アシスタント | 再生/一時停止/曲送り/曲戻し/音量/通話/外音取り込み/音声アシスタント |
電池持続時間(イヤホン単体) | 最大9時間 | 最大8時間 |
電池持続時間(充電ケース分含む) | 最大21時間 | 最大28時間 |
イヤホンの充電時間 | 約2時間 | 約2.5時間 |
ワイヤレス充電(充電ケース) | × | × |
充電ケースの充電時間 | 約2.5時間 | 約3時間 |
急速充電 | 10分で約1時間15分再生 | 10分で約1時間再生 |
イヤホン本体の防水性 | IPX4 | 同じ |
イヤホンの重量(片側)・充電ケースの重量 | 4.4g・29.2g | 4.4g・41g |
イヤーピース | スパイラルドットProイヤーピース | スパイラルドットイヤーピース・EP FX9 |
その他機能 | ハンズフリー通話 片耳再生 専用アプリ サウンドモード 低遅延モード | ハンズフリー通話 片耳再生 |
HA-FX150T届いた!
前モデルよりだいぶコンパクトになってるのに感動。(右が前機種)
まず聞いて思ったのは音の広がりが凄くよい。Bluetoothにしてはクリアで音質もよい。ただ、たまに耳にツーンてくる音がある。
1万円代… https://t.co/GBlIjgH2BL
「HA-FX150T」1日使って見ての感想。
率直に音いいなと思うし、気に入ったけど、楽曲によっては高音あたりが少し刺さるかなと感じた(シンバルとかトランペットの鳴りとか)。
気になるのはそれくらいで、楽しく聴けてはいます。
BOSEのワイヤレスイヤホンを買うとか言いながらHA-FX150Tを購入。Professional3悪くないな。試聴ではノイキャン弱め、音質に影響はなかった。外音は聞こえやすいが屋外はどうだろうか。Professional3までへ… https://t.co/EeSTkC1UsU
最近のイヤフォンはみんな大きくて、ノイキャンついてて小さく造りが良さげなのないかな…で17日発売HA-FX150Tに。ノイキャン弱めだけど音楽流せば問題なし。ニッパー君もポイント。 https://t.co/1WcWMVoOig
今日このFX150T試聴してきた。
左タップで音質変えれるがPROFESSIONALモードにするとデフォルトより大幅に音質向上するのが楽しい。だけどいちいちタップ操作でモード切り替えるのは面倒だと思った。
JVC Victor H… https://t.co/gsv4UK3fQ2
エリーナ@イヤホンヘッドホン専門店 e☆イヤホン大阪日本橋本店@eear_erina Victor HA-FX150T
間違いなく全モデルから進化しているのですが、それよりもなによりもスパイラルドットProが魅力的でしてねえ
#eイヤ大阪日本橋本店 https://t.co/rK7X05aJmX
HA-FX150TはHA-FX100Tを引き締めた感じの音
HA-FX150Tのアンビエントサウンドモード(タッチ&トーク機能)もHA-FX100Tの時はホワイトノイズが凄かったのに、これはほとんどない
HA-FX150Tは1万円台でかなりの仕上がりだな
HA-FX150TのサウンドモードはFLATとPROFESSIONAL2が好みだな
HA-FX150Tの低遅延モードもすごかったな
普通にガルパできた
HA-FX150Tサウンドモードはアプリで変えられるが切り替え音声がなくなる。操作ボタンの変更はできない。
✧︎HA-FX150T✧︎
プリセットがいくつもあり、好み
の音に簡単に変えられるところが
気に入っています✩︎中島みゆきさんの”悪女” 安室ちゃん
の”Hero” Culture Clubの”Victims”
をまず聴いて… https://t.co/hYQAiKfK2q
今日のmy new gearはビクター(JVC KENWOOD)のHA-FX150Tなんですけど、価格が倍以上するAirPods Pro2を音質では遥かに上回るのに、iOS16.2のベータ版だとアプリが起動しない致命的欠陥があるし… https://t.co/B3QCdFsOKp
Victor HA-FX150Tのノイズキャンセリング性能は全然悪くない。
巷のレビューでは、あまり効かないという意見が多いようだが、電車で使ってみたら、十分効く。
有名YouTuberの「Air Pods Proが9点で、HA-… https://t.co/bmRZ7Dc7LA
Victor HA-FX150Tは音も確かに良くて、右ワンタッチで外音取込みモードになる際にボリュームが自動で下がるのはやはり良い機能だ。
接続性能も高く、接続のON/OFFが速いのも良い。
今のところ欠点が見つからない。
HA-FX150T
音は中々いい。
バランス感があり、流石Victorというところ。
ノイキャンとアプリは試せなかったので不明。
まあ値段的にはいいのでは?
それよりもタッチセンサーが相変わらず酷い。
マジでタッチセンサーをやめて… https://t.co/tz5aBTkaij
購入者などのレビューを見ると、音質面での満足度は高いようです。「この音質でこの価格は今までなかった」というe☆イヤホンのレビュー一文に端的に表れています。このあたりはさすがにビクタースタジオのエンジニアが音を監修し、エンジニア3人がそれぞれチューニングしたという音質重視設計が生きているのでしょう。従来機「HA-FX100T」の音質も確実に上回っているようです。
軽量・コンパクトなのに高音質なのもポイントでしょう。高音質志向の完全ワイヤレスイヤホンは大型で重くなりがちという難しさを抱えているだけに。
アクティブノイズキャンセリング機能については、JVCのモデル全般に言われていることですが、それほど強力ではないようです。使い勝手面では新たに専用アプリに対応するなど、従来よりも向上しています。低遅延モードの実用性も高いようでう。
個人的に気になるのは、対応コーデックがaptX Adaptiveあたりのハイレゾコーデックには対応して欲しかったところですが、それどころか、aptXも省かれたこと。コーデックの対応度合いが気になる向きにはちょっと物足りないかもしれません。
また、エンジニア3人がチューニングしたという「PROFESSIONALモード」はクラシック音楽系に親和性が高いようなモードはありません。ただ、このあたりはこの価格帯の完全ワイヤレスイヤホンユーザーのよく聴く音楽をリサーチした結果なのかもしれません。全体的にポップスやロック、ジャズといった非クラシック系の音楽により適性のある高音質モデルということなのでしょうか。