ゲオは、首にかけて使用する“ウェアラブルネックスピーカー”「KABS-022B-G」を3,980円(税抜)で発売します。オンラインストアでは6月25日より販売を開始し、全国のリアル店舗では6月26日より販売開始しています。
首にかけるネックバンドタイプのBluetoothスピーカー。体のラインに沿ったアーチ状の形と、首もとが接する部分は柔軟に曲がること、本体重量は約85gと軽いことから、長時間でも疲れることなく装着し続けることができるとしています。
ネックスピーカーとしてもBluetoothスピーカーとしてもリーズナブルながら、Bluetooth送信機が付いているのも特徴。送信機はステレオミニによるアナログ入力に対応。テレビやイヤホンジャック付きの機器とネックスピーカーをワイヤレスで接続させることができます。送信機はUSB電源なので、バッテリー駆動のネックスピーカーともどもAC電源のない環境でも組み合わせて使用できます。
Bluetoothスピーカー部は、BluetoothはVer.5.0、 class2で、コーデックは標準のSBCのみに対応。プロファイルはA2DP、 AVRCP、 HFPに対応。このため、送信側もAVRCPに対応していれば、接続機器の操作が本機でできますし、HFPに対応していれば、ハンズフリー通話が可能です。ワイヤレスで接続可能な距離は最大約10m。
なお、付属のBluetooth送信機はVer.4.2、class2、A2DPプロファイル対応と、スピーカーのスペックとは異なることに注意してください。スピーカー側の機能を最大限に生かすには、付属のBluetooth送信機を使わずに、Bluetooth送信できるA2DP、 AVRCP、 HFPに対応に対応した機器との組み合わせが適しています。
スピーカー分は、約1.5時間のフル充電で約10時間の再生が可能。
Bluetooth送信機も付属していることを考えると安いです。Bluetooth送信機が不要なら同じくらいの価格のモデルはアマゾンで見つかりますが、保証や店頭で現物を確かめられる点では本機のほうが有利でしょう。
なお、本機はゲオが開発したモデル、などではなく、既存の製品をゲオ専売品に仕立てているようです。特にそのことを隠す気もないようで、本機の型番で検索すると、ライソンというメーカーの「KABS-022B」というほぼ同じ型番のモデルが見つかります。見た目やスペックも酷似していますし、本機の元(OEM元?)はこれで間違いないでしょう。
なるほど、ゲオのはお得です。ライソンの「KABS-022B」はアマゾンの税込み価格で5,680円となっていますから。
ライソンは数千円クラスのリーズナブルなネックスピーカーのメーカーとしては知っている人は知っている存在で、国内大手メーカーの1万円越えの製品とは比較は難しいでしょうが、とりあえず、ネックスピーカーを使って見たいという人には適しているのではないでしょうか。
ライソンの「KABS-022B」はアマゾンでの販売実績が多数あり、使用者のレビューもあるので、ゲオの「KABS-022B-G」を買おうと思っている人も見てみれば参考になると思います。レビューの数は少なく、内容はライソンに不利なものも普通に書かれているので、いわゆるサクラレビューの可能性は低いと思います。逆にむやみに酷評して売り上げを落とそうというライバル社の工作の臭いもありません。
ライソンの「KABS-022B」アマゾンレビューを見た限りでは、「KABS-022B-G」はテレビやラジオの声を実用的に聴くのには適していますが、音楽を本格的に聴けるほどの品位を求めるとなると、個人の意見の差は大きくなるようです(ネックスピーカー+ゲオ)。