恵安は、4K HDR対応31.5型ワイド液晶モニター「KWIN-4K32BH」を12月28日より発売します。オープン価格で実売価格は4万円程度。
31.5型4K/3,840×2,160ドットのVA液晶パネルを搭載しているとメーカーは発表しています。表面はグレア(光沢)処理。リフレッシュレートは60Hz。10億色以上の色を表現できる10bitカラーパネルを採用。上下左右の視野角は178度。応答速度はGtG 9.5msで、オーバードライブ時8ms。外形寸法は724×254×510mm(幅×奥行き×高さ)、重量は8.05kg。
AMDのFreeSyncに対応。また、FPSゲームなどで、画面中央にターゲットマークを表示するLine of Sight(LOS)機能も搭載しています。ターゲットマークは複数から選べるので、好みのマークを表示できます。
入力はHDMI 2.0(HDCP 2.2)×2、DisplayPort 1.2×1。3W×2chのステレオスピーカーを内蔵しているので、別途スピーカーの用意は不要です。また、3.5mmステレオミニ・ヘッドホン出力端子を備えています。
音量調節、設定メニュー操作、ミュート切替え、ターゲットマーク表示、ボタン一つでのHDR切替えなどが行なえる専用リモコンが付属しています。
映像表示中に背面のイルミネーションリングが発光。なお、色の設定やON/OFF切替えはできません。
パネルの種類について、一部のニュースサイトではじめはIPSと書いてありましたが、のちにVAと訂正されました。ただ、スペック的に見て、VAとも違うのではないかという指摘がネット上で上がっています。IPSの派生タイプであるAHVAではないかという意見もあります。もし、AHVAなら、実態はIPSということになります。ただ、メーカー自身はVAとしています。
FreeSyncはじめ、ターゲットマーク表示機能、さらには背面のイルミネーションリングなど、いかにもPCゲーマー向けの内容。発光イルミネーション機能が割と中途半端なのは愛嬌でしょう。スペック的にもそれほどの高品位というほどでもありませんし。
多機能なリモコンが付属しているので、4Kチューナーやチューナー内蔵レコーダーなどを接続して、テレビ代わりに使うこともできます。32型の4Kテレビはないだけに、この使い方は意外と現実的な感じです。
比較的リーズナブルな32インチクラスの4K/HDRモニターを求める向きには注目はされていますが、価格的にもう少し安ければよかったという意見も見られます。
いずれにしても、あまりあれこれ文句を言うようなタイプの製品ではなく、おおらかな気持ちで接するべきな気がします(4Kモニター+恵安)