中華イヤホンのご紹介。KZ EDXは、おなじみKZ社による低価格カナル型イヤホン。構成はダイナミック型1基のシンプル構造。
アマゾンでは定価1,560円ですが、Aliexpressからの海外購入で700円程度、アマゾンでも1,000円少しくらいで買えることもある非常にリーズナブルなイヤホン。
10mm径のダイナミック型ドライバーに樹脂製のハウジングというオーソドックスな内容。この価格ながらIEM型の形状により、耳掛け(シュア掛け)対応で、0.75mm 2pinリケーブルにも対応。本体カラーは白、グレー、黒の3種類。
このうち、白は価格に関係なく珍しい色なので、一味違う見た目にこだわる方にもおすすめできす。白は付属イヤーピースが白、というのもこれまた珍しく、ますます独自の価値がありそうです。
この価格ではもはや音質など関係なくとも、基本的な装備を見るだけで十分なほどのイヤホンです。といっても出すイヤホン出すイヤホンのほとんどが音質面で高く評価される中華イヤホン随一の実力派メーカー・KZによるモデルなだけに、音質面でも期待はされます。
スペックはさすがにハイレゾ対応相当ではありませんが、必要十分にワイドレンジ。スマホでも鳴らしやすそうなインピーダンスと感度に仕上げられているのもメリット。当然、そういったごく一般的な機器との組み合わせが想定されているでしょうし。
それにしても、KZが手掛けるにしても1,000円前後というのは最エントリークラス。いくらなんでもその音には限界はありそうです。
KZ EDXのおもな仕様
ドライバー:10mmダイナミックドライバー1基
インピーダンス:32Ω
出力音圧レベル:112db
再生周波数帯域:10Hz-20000Hz
ケーブル:125cm 着脱式
マイク:無し/あり
プラグ:Φ3.5mm ステレオミニプラグ
ケーブル:あり/無し
プラグ :2pin (0.75mm)
カラー:ホワイト/ブラック/グレー
シェル素材:合成樹脂
ところが、本機を購入したユーザーのネット上の感想・レビューからは、その音質に対する驚きと賞賛が多く見られます。
KZというとBAドライバーを1基以上組み込んだハイブリッド型イヤホンがラインナップの主流で、この構成を活かしたワイドレンジ性と豊富な情報量がメリットです。一方で、いわゆるドンシャリサウンド傾向があることも否めず、フラットでナチュラル志向のユーザーから敬遠される面もあるようです。
ところが、本機では既存のKZイヤホンとは異なる、自然なサウンドを備えているようです。それでも、KZらしさを維持するためか、多少はドンシャリにチューニングしてあるようですが、同社のハイブリッド型と比べるとドンシャリ度は弱いようです。
「音のつながりがよく自然な全方向型のサウンド」「1基のDD型ドライバーで「低域、中域、高域」全ての周波数帯域を再生され、非常に自然な周波数特性を作り出すことが可能」「正確さと滑らかさの間の素晴らしく美しい調和」となどと国内セラーは謳っていますが、たしかにこういう方向性のようです。
本機を絶賛しているユーザーの多くはすでに多くの中華イヤホンを持っているような経験値の高い方々が多いようですが、それだけに彼らが基本的な音質やコスパをわざわざ褒めているのは説得力があります。低価格のDAPやスマホでも音量が取りやすく、音質も損ねないで再生できるという意見も重要です。
そのような背景を考えると、本機の内容と音質、そして価格は、はじめて中華イヤホンを買ってみようというライトユーザーの方や、100円から300円程度の100円ショップ系イヤホンから、高音質な単品販売イヤホンを買ってみようという用途にも大いにおすすめできそうです(イヤホン+KZ)。
https://twitter.com/hckexin/status/1319234690566492160″ >2020/10/22 20:10:35
https://twitter.com/momoniseko/status/1318510772448677890″ >2020/10/20 20:13:59
https://twitter.com/mmbk776/status/1318924972820058113″ >2020/10/21 23:39:52
https://twitter.com/bocchi33/status/1319601973918720000″ >2020/10/23 20:30:02
KZ EDX アマゾンでのレビュー・感想を参照https://amzn.to/35v4whD