低価格の中華イヤホンのなかでもコスパ最強クラスと言われるKZのEDX。その後継機となるEDX Proが海外で発売されました。日本での発売も近いようです。
従来のEDXと比べて、以下の4つの点で改良を施していると謳っています。
・EDXでは10mmサイズの複合磁気ダイナミックドライバーを搭載していましたが、EDX Proでは特殊なデュアル磁気回路ダイナミックユニットを採用し、ライブ感の再現性を高めていると謳っています。
・外観についてもオール樹脂ハウジングとフェイスプレートだったEDXから、金属に樹脂をはめ込むことで、質感を向上。振動抑制効果もあるため、音質面でも好影響が期待されます。
・2pinコネクターについても、EDXではKZ Bタイプという最近のKZがCタイプが増えているなかにあって、旧タイプの端子でしたが、EDX ProではKZ Cタイプとなっています。リケーブルの選択肢は一般にKZ Cタイプのほうが多いので、汎用性は高くなっています。
・付属ケーブルもEDXではやや取り回しにくいこともある撚線タイプでしたが、EDX Proではフラットタイプに変更。使い勝手がよくなっています。
周波数特性:10Hz~20000Hz
インピーダンス:24Ω
感度:112dB
物理スペックはほとんど変わっていません。EDXはスマホでも鳴らしやすいイヤホンとしても知られているので、そういった特徴は継承されているものと思われます。
EDXは価格(国内価格でも700円程度のこともある)を考えると超ハイコスパなイヤホンでしたが(管理人も所有しています)、付属ケーブルがネックになっている部分があり、これをグレードアップさせるだけでも解像度や情報量が大きく改善します。それだけポテンシャルのある本体ということも言えます。EDX Proではその基本性能の底上げや付属ケーブルの改善などが期待されます。