ハイブリッド構成の完全ワイヤレスイヤホンを積極的に発売している中国・KZから、1BA+1DDドライバー構成の完全ワイヤレスイヤホン「KZ Z3」が本国で発売され、国内アマゾンでも5,400円で発売開始されています。
「KZ SKS」に続くモデルで、QCC3040のBluetoothチップを搭載する1BA+1DDのハイブリッドドライバーという基本内容は同様ながら、新たにaptX adaptiveに対応したことが大きな特徴です。
10mm径ダイナミック型+30019バランスドアーマチュアという構成も「KZ SKS」と同様で、使用ドライバーも同じかもしれません。
最小40msの低遅延を実現するハイパフォーマンスモードも新たに搭載されています。
付属の充電ケースのデザインは「KZ SKS」とは異なっています。また、本機は再生時間が非公表となっています。おそらくハイブリッド型の弱点である消費電力の多さから、あまり再生時間は長くないためでしょう。
いずれにしても、aptX adaptiveと低遅延モードが「KZ SKS」からのおもな向上点です。
これで約3500円の「KZ SKS」との差額を考えるとお得かどうかは、aptX adaptiveが使える環境かどうかによっても変わってくるような気はします。