LGエレクトロニクス・ジャパンはUHD BDプレーヤーの新モデル「UBK80S」を2024年2月下旬より発売。オープン価格で、発売当初の予想実売価格は29,700円前後。
2018年発売の「UBK80」(生産完了・終売時の実売価格は約2万円程度)の後継機。
単体UHD BDプレーヤーがあまり売っていない状況であり、LGの既存モデルもすべて生産完了であっただけに、UHD BD愛好家にとっては待望の製品と言えるでしょう。
従来機「UBK80」と比較しての違いも気になるところです。
「UBK80S」が「UBK80」と比較して違うところを調べてみましたが、どうも内容・機能的には同じようです。「UBK80」が生産完了・終売になったものを事実上復活させて販売している形に近いのではないでしょうか。
ただ、「UBK80S」の発売当初の実売価格は約3万円ということであり、「UBK80」が約2万円で販売されていたのに比べると高くなっています。これは昨今の電機製品全般の実売価格の値上がり傾向もあり、仕方ないかもしれません。旧モデルと実質同じモデルを型番を変えて、値上げして販売しなおすことは家電業界ではよくあることです。
・UHD BD(4K Ultra HD Blu-ray)ソフトの再生に対応
・ブルーレイ3DやBDソフト、DVD-R、DVD+Rなど、20種類のメディアに対応
・SDやHD映像も4K解像度に変換するアップコンバート機能も搭載
・HDR規格はHDR 10に対応
・BT.2020色域もサポート
・USBに保存したファイル形式の動画、画像、音声の再生も可能
・HDMI 2.0出力ほか、光デジタル音声出力、USB、LAN端子を搭載
2024年発売のUHD BDプレーヤー・LG UBK80Sは、旧モデルUBK80(2018年発売)と同一内容ながら、実売価格は約1万円高くなっています。それでもこれからUBK80Sを買うメリットはあるのでしょうか?
2024年発売のUHD BDプレーヤー UBK80Sは、2018年発売のUBK80とほぼ同一の機能を持ちながら、実売価格は約1万円高くなっています。しかし、光学ピックアップの経年劣化という観点から、UBK80Sを購入するメリットは存在します。
光学ピックアップは、ディスクのデータを読み取る重要な部品です。しかし、精密機械であるため、使用年数や使用頻度に比例して劣化していきます。劣化が進むと、読み込みエラーや再生不良が発生しやすくなります。
UBK80Sは発売されたばかりなので、光学ピックアップは新品の状態です。そのため、UBK80(発売から6年以上経過)よりも長持ちする可能性が高いと言えます。
長持ちするメリット
買い替え頻度が減り、ランニングコストを抑えられる
故障によるデータ損失のリスクが減る
長期間、安定した動作が期待できる
特に、以下のユーザーにUBK80Sはおすすめです。
長く愛用できるUHD BDプレーヤーを求めている
貴重な映像ソフトを安心して再生したい
将来的に4K Ultra HD Blu-rayソフトをたくさん購入したい
もちろん、UBK80も現時点では問題なく使用できます。 価格と性能のバランスを重視する場合は、UBK80も選択肢の一つです。
最終的な判断は、ご自身のニーズと予算に合わせて行ってください。