ラックスマンは、2022年11月1日の注文分から同社製品の価格改定を実施。プリメインアンプのトップモデル「L-509X」のほかアンプやCDプレーヤーなど、オーディオ製品30製品以上が値上げとなります。
値上げの対象となる製品は、プリメインアンプ、セパレートアンプ、デジタルプレーヤー、システムセレクターなど。一方、アナログプレーヤー、ケーブル、ヘッドシェルなどについては現在の価格が据え置かれるとしています。
対象製品および改定前と改定後の価格は下記の通りです(いずれも税込)。
【プリメインアンプ】
・プリメインアンプ「L-509X」858,000円→913,000円
・純A級プリメインアンプ「L-550AXII」396,000円→429,000円
・プリメインアンプ「L-505uXII」294,800円→330,000円
・真空管プリメインアンプ「LX-380」506,000円→550,000円
【セパレートアンプ】
・プリアンプ「C-900u」1,210,000円→1,320,000円
・真空管プリアンプ「CL-1000」1,760,000円→1,980,000円
・真空管ステレオパワーアンプ「MQ-88uC」429,000円→462,000円
・真空管プリアンプ「CL-38uC」396,000円→429,000円
【デジタルプレーヤー】
・SACD/CDプレーヤー「D-10X」1,320,000円→1,430,000円
・CDプレーヤー「D-03X」294,800円→330,000円
・真空管CDプレーヤー「D-380」319,000円→352,000円
【NeoClassicoシリーズ】
・真空管プリメインアンプ「SQ-N150」250,800円→275,000円
・CDプレーヤー「D-N150」206,800円→231,000円
【その他】
・ヘッドホンアンプ「P-750u MARK II」374,000円→385,000円
・USB D/Aコンバーター「DA-250」187,000円→198,000円
・真空管フォノアンプ「EQ-500」550,000円→583,000円
・フォノアンプ「E-250」140,800円→154,000円
・MCフォノカートリッジ「LMC-5」253,000円→264,000円
・クリーン電源システム「ES-1200」638,000円→660,000円
・Yラグプラグ「JPY-10」8,800円→9,900円
・バナナプラグ「JPB-10」8,800円→9,900円
【システムセレクター】
・スピーカーセレクター「AS-55」60,500円→66,000円
・ラインセレクター「AS-44」49,500円→55,000円
・スピーカーセレクター「AS-50R」30,800円→41,800円
・スピーカーセレクター「AS-5III」14,080円→15,400円
・ラインセレクター「AS-4III」14,080円→15,400円
【アナログプレーヤー別売オプション(サービスパーツ扱い)】
・ダストカバー「OPPD-DSC151」55,000円→66,000円
・アームベース「OPPD-AB1~5」27,500円→55,000円
・アームベース「OPPD-AB6」22,000円→55,000円
いまやどこのメーカーでもオーディオ機器に限らず、電気製品全般に値上げが続いているので驚きはありません。
もともと趣味性が強く、生活必需品ではないジャンルだけに、値上げの影響はよくわからないところもあります。もともとの価格自体、音楽を聴くのにこんな価格・サイズ・システムが必要なのか?とオーディオに興味のない人からは言われそうな製品ばかりですから。
とはいえ、2chのラックスマン専門板を覗いてみると、値上げを嘆いている人は少なくないようで、それなりに製品価格がラックスマン愛好家にも影響しているのかもしれません。
フラッグシップSACD/CDプレーヤー「D-10X」が10万円以上値上げされる一方、最近発売されたばかりの「D-07X」(825,000円)はそのまま。おそらくはじめから値上げを見越しての値付けがなされていたためでしょう。それでも「D-10X」と「D-07X」の価格差と機能性・音質差を考慮すると「D-07X」がお買い得な感じはしてきます。あまりそんなことを考える製品ではないのでしょうけど。
出した金額に対してコストパフォーマンスの高い音質を求めるなら、場合によっては中古を買ったほうがいいという意見も2chのラックスマン専門板でも出ており、このような値上がり傾向が今後も続くなら、中古市場への注目も高まっても仕方ないかもしれません。