maxzen J32CH01 32型で約2万円の液晶テレビ
MOA STOREは、プライベートブランドmaxzen(マクスゼン)より、32型のハイビジョン液晶テレビ「J32CH01」を15日より発売します。直販価格は20,800円(税込)。
低価格の液晶テレビを得意とするブランドから、必要機能や内容を絞りこむことで32型液晶テレビとしては最低クラスの価格を実現しながらも、品位や利便性は必要十分なレベルを確保している注目モデルが登場します。
直下型LEDパネルの採用に加え、国内設計エンジンを搭載したメインボードを採用しており“国内最高峰のコストパフォーマンス”を謳っていて、かなりの自信をうかがわせます。
Wチューナーで裏番組録画可能
地上・BS・110度CSデジタルチューナーを2基搭載し、裏番組録画が可能と、実用的な機能も搭載しています。認識するHDD容量は最大2TBで、ハブを介して4台までの同時接続も可能なので、たくさんの番組の保存も可能(最大登録数は8台)。HDD容量オーバー時に古い録画を自動消去する「自動削除機能」、USB HDD交換時に番組データ移行できる「ムーブ機能」も便利です。
パネル解像度は1,366×768ドットで、いわゆるハイビジョン画質。コントラスト比3,000:1のVAパネルを採用。最大輝度は200nitで、上下左右の視野角は170度。映像の表示遅延を抑制するゲームモードも新搭載。応答速度は6.5msec。
HDMI×2、コンポジット映像・ステレオ音声の入力端子。HDMIは、HDMIの接続機器をテレビと同時に電源オフすることが可能なCEC機能を搭載し、うち1系統はARC対応。
光デジタル音声とヘッドホン出力を各1系統装備。LAN端子と録画用USBも備えています。内蔵スピーカーは5W×2ch。
スタンドを含めた外形寸法/重量は、731×219×485mm(幅×奥行き×高さ)/6.7kg。壁掛けにも対応します。
J32SK03の後継モデル。比較しての主な違いは?
maxzenにはすでに、ほぼ同じ価格(19,800円)の32型液晶テレビ・J32SK03があり、低価格な32型テレビの定番となっています。モデルチェンジに当たり、何が変わったかというと、J32SK03では地上・BS・110度CSデジタルチューナーが1基だったものが、J32CH01では2基に増え、裏番組録画が可能になったことが最大の違いです。
パネル性能や画質の基本的な面ではあまり違いがないようです。ゲームモードの搭載は新しい点ですが。
maxzenの従来モデルとの比較では、明らかにJ32CH01のほうが上回っているので、これからmaxzenの32型を買おうというのであれば、間違いなくJ32CH01がおすすめです。
それでも、細かい部分(録画用に認識できるHDDの最大容量がJ32SK03は4TBに対してJ32CH01は2TBなど)では違いもあるので、シングルチューナーでもよくて、違いが気になる場合は良くチェックする必要があるでしょう。
J32CH01は“国内最高峰のコストパフォーマンス”の32型テレビか
なお、J32CH01が、“国内最高峰のコストパフォーマンス”の32型テレビかというと、それはまた微妙です。というのも、
●日本設計エンジン搭載
●2K Wチューナー裏録対応
●外付HDD録画対応
●見やすい広視野角
●全面直下型LEDバックライト方式
●ゲームモード低速遅延機能
といったJ32CH01で売りにしているのと同様の内容を備えて、価格も約2万円というモデルが他にもあるからです。具体的には山善のQRT-32W2Kあたり。また、約21,000円で、アイリスオーヤマの32WB10Pというモデルもあります。特にアイリスオーヤマは、一般ユーザーに対するネームバリューというか知名度ではmaxzenを大きく上回るでしょうから、この点ではJ32CH01は不利かもしれません。
ただ、maxzenは画質や性能も加味して低価格テレビを買う、やや本格的なテレビ愛好家の支持は高く、品質本位ならおすすめできるメーカーと言えるでしょう(液晶テレビ+maxzen)。
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